ROE Visualは、屋内AVインテグレーション向けの多目的LEDソリューションである「Meru」を発表した。精密に設計されたフレームで構築され、エネルギー効率の高い電源を搭載したMeruは、運用上の要求を最小限に抑えながら高い視覚品質を提供し、形状と機能の両方が不可欠な幅広い常設設備にとって理想的な選択肢となるとしている。
500×500mmと500×1000mmの2つのパネルサイズ、1.9mmと2.6mmのピクセルピッチで利用可能なMeruは、今日の最も一般的な視聴距離に対応する多用途なオプションだとする。標準的なマウントシステムとの互換性により、公共スペース、企業のロビー、放送スタジオなどの環境へ統合が容易で、空間効率を最大化する。
ROE Visualの高精度基準で設計されており、構造公差はわずか0.05mmと卓越した画面の平坦性を実現する。磁気モジュールは前面に取り付けられており、工具不要のサービスを可能にし、ダウンタイムを最小限に抑える。Meruの壁掛けフレームとモジュラーデザインは迅速に設置でき、微調整システムはシームレスな仕上げのためのパネル位置合わせを簡素化する。
信頼性を考慮して設計されたというMeruには、オプションで二重電源冗長性が用意されており、重要なアプリケーションでの中断のないパフォーマンスを実現。EMCクラスB認証を取得しており、空港、管制室、その他安定性が譲れないミッションクリティカルな空間などの複雑な環境でも安全に動作するという。その運用安定性とエネルギー効率の高い設計を組み合わせることで、Meruは全体的な運用コストを削減する。
印象的なMeruの視覚性能は、7,680Hzの高いリフレッシュレートを特徴とし、直接視認とカメラ撮影の両方のパフォーマンスに適しているという。Meruは鮮やかな色、深いコントラスト、滑らかなグラデーションを提供する。このような能力は、ディスプレイによって観客を誘導、情報を提供し、惹きつける公共および企業スペースにおいて重要であるとしている。
常設設備担当グローバルプロダクトディレクターのクリスチャン・チムニー氏は、次のようにコメントしている。
チムニー氏:Meruは、あらゆる環境で卓越したパフォーマンスを提供しながら、設置を簡素化するために作られました。Meruの設計に着手したとき、我々の焦点は、柔軟なスペース、エネルギー効率の高い使用、使いやすさという要求に応える製品を作ることでした。インテグレーターには容易に適応するLEDソリューションを、エンドユーザーには素晴らしいビジュアルと低い運用コストを両立するディスプレイを提供するものです。