シグマが、ミラーレス専用設計レンズ3本を発表した。Artラインからは、世界初となるAF対応F1.4を実現した「135mm F1.4 DG」と、従来機から30%軽量化した「35mm F1.2 DG II」が登場。Contemporaryラインからは、世界初の広角20mm始まりの10倍ズーム「20-200mm F3.5-6.3 DG」がラインナップに加わる。いずれも2025年9月25日発売予定で、Lマウント用とソニーEマウント用が用意される。
ART 135mm F1.4 DG
Sigma 135mm F1.4 DG | Artは、AF対応の135mmレンズとして世界で初めて開放F値1.4を実現し、ポートレート撮影において卓越した表現力を発揮する大口径レンズとしている。大きなボケと、どこまでも緻密に描写する圧倒的な解像力が生み出す立体感は、まさに規格外だという。135mmならではの自然なパースペクティブと適度な撮影距離、さらにF1.4の明るさが生む豊かなボケが被写体を際立たせ、135mm F1.8とは一線を画す描写を提供する。
最大級のボケが生み出す圧倒的な表現力
Sigma 135mm F1.4 DG | Artの最大の特長は、その有効口径が生み出す極めて大きなボケであるという。135mmという焦点距離とF1.4の明るさを備えたこのレンズの有効口径は「ボケマスター」ことSigma 105mm F1.4 DG HSM | Artを凌駕し、Sigma 200mm F2 DG OS | Sportsに匹敵する。ボケ描写に配慮した光学設計により、色にじみのない澄んだボケを実現し、13枚の絞り羽根が美しい円形ボケを保つ。
被写体を緻密に描き出す卓越した光学性能
4枚の大型FLDガラスに加え、異常分散性の高いガラスを効果的に配置し、軸上色収差を徹底的に補正。開放時から被写体のディテールをクリアに描写する。フローティングフォーカス機構の採用で、フォーカス全域で高い解像性能を維持する。
一瞬の表情を逃さない優れたAF性能
2つのフォーカス群をリニアモーターHLAで駆動するデュアルHLAを採用し、高速かつ高精度なAFを実現。被写体の一瞬の表情の変化や動きのあるシーンを確実に捉える。
プロフェッショナルユースに対応する各種機能とビルドクオリティ
AFLボタンを2か所に搭載し、絞りリング、ロックスイッチ、クリックスイッチも備える。防塵防滴構造・撥水防汚コートを採用し、Artライン仕様の高いビルドクオリティを誇る。アルカスイス互換の三脚座、ボタン式のロック付フードを標準装備している。
主な仕様
- レンズ構成:13群17枚(FLDガラス4枚、非球面レンズ2枚)
- 画角:18.2°
- 絞り羽根枚数:13枚(円形絞り)
- 最短撮影距離:110cm
- 最大撮影倍率: 1:6.9
- フィルターサイズ:φ105mm
- 質量:1,430g(Lマウント用)
- 付属品:レンズフード(LH1126-01)、フロントキャップ(LCF-105 IV)、リアキャップ(LCR III)、ポーチ、三脚座(TS-181)、プロテクティブカバー(PT-61)、ショルダーストラップ
CONTEMPORARY 20-200mm F3.5-6.3 DG
Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporaryは、世界で初めて広角端20mmと10倍ズームの両立を実現したフルサイズ用高倍率ズームレンズである。この1本で、超広角20mmから望遠200mmまでをカバーし、風景からスポーツ、最大撮影倍率1:2のクローズアップまで多彩なシーンに柔軟に対応する。徹底した小型・軽量設計とリニアモーターHLAによる高速・高精度AFにより、常に快適な撮影体験を提供するという。
自由な表現を叶える、世界初の20-200mm
これまでの高倍率ズームレンズでは難しかった超広角域を20mmまでカバー。焦点距離28-85mmで最大撮影倍率1:2を実現し、多彩なハーフマクロ撮影が楽しめるという。
高い機動力を誇る小型軽量設計
重さわずか550g、全長115.5mm(Lマウント用)に抑えた。屈折率の高い硝材の導入によりズーミングに伴うレンズの移動量を削減し、スリムなレンズボディを実現している。
快適な撮影をアシストする高速AFと各種機能
AFアクチュエータにはリニアモーターHLAを採用し、優れた駆動精度を持つ高速AFが一瞬のシャッターチャンスを逃さない。防塵防滴構造・撥水防汚コート、ワイド側でロックできるズームロックスイッチを搭載している。
主な仕様
- レンズ構成:14群18枚(FLDガラス1枚、SLDガラス3枚、非球面レンズ4枚)
- 画角:94.5-12.3°
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最短撮影距離:16.5cm(焦点距離28mm時)
- 最大撮影倍率:1:2(焦点距離28-85mm時)
- フィルターサイズ:φ72mm
- 質量:550g(Lマウント用)
- 付属品:レンズフード(LH756-02)、フロントキャップ(LCF-72 IV)、リアキャップ(LCR III)、ポーチ
ART 35mm F1.2 DG II
Sigma 35mm F1.2 DG II | Artは、2019年に世界初のミラーレス用35mm F1.2として発売したSigma 35mm F1.2 DG DN | Artの後継機である。最新技術を惜しみなく投入し、より高い光学性能はもちろん、約30%の軽量化という大幅なサイズダウンを実現。高い解像力と大きく美しいボケによる唯一無二の描写性能を、より気軽に持ち出して楽しめるという。フォーカスブリージングも抑制されているので、動画撮影でもその性能を存分に活かすことができる。
開放から色にじみのないクリアな描写と大きく美しいボケによる、唯一無二の描写力
SLDガラスや高屈折率ガラス、4枚のガラスモールド両面非球面レンズを採用し、諸収差を徹底的に補正。従来機種と比べ、画面の中心から周辺部にわたって性能がさらに向上しているため、開放F値1.2を積極的に活用できる。F1.2ならではの豊かなボケを作品づくりに存分に活かせるとしている。
従来機種からの大幅な小型軽量化を達成
フローティングフォーカス採用により、従来機を上回る光学性能を達成しつつ、フォーカス群の重さを大幅に軽減。約30%の軽量化と約20%の全長短縮を実現している。デュアルHLAの採用により、高速かつ静粛なAF撮影を可能にする。
プロフェッショナルユースに対応する各種機能とビルドクオリティ
AFLボタン、絞りリング、ロックスイッチ、クリックスイッチを搭載。防塵防滴構造・撥水防汚コート、ロック付花形フードを付属。Artライン仕様の高いビルドクオリティを備える。
主な仕様
- レンズ構成:13群17枚(SLDガラス1枚、非球面レンズ4枚)
- 画角:63.4°
- 絞り羽根枚数:11枚(円形絞り)
- 最短撮影距離:28cm
- 最大撮影倍率:1:5.3
- フィルターサイズ:φ72mm
- 質量:755g(Lマウント用)
- 付属品:レンズフード(LH782-04)、フロントキャップ(LCF-72 IV)、リアキャップ(LCR III)、ポーチ