富士フイルム、「X-T30」シリーズの最新モデル「X-T30 III」発表。最新プロセッサーと被写体検出AF搭載

2025.10.24

富士フイルム株式会社は、独自の色再現技術による卓越した画質と小型軽量を実現する「Xシリーズ」の最新モデルとして、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T30 III」（以下：X-T30 III）を2025年11月下旬に発売する。レンズキットは12月に発売予定だ。

X-T30 IIIは、従来モデル「FUJIFILM X-T30 II」と同じ質量378gの小型軽量ボディとクラシカルなセンターファインダースタイルのデザインを踏襲し、裏面照射型約2610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーと、高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載したミラーレスデジタルカメラだ。従来モデルに比べ約2倍の高速処理を実現し、最新の被写体検出AFを採用するなど、高画質で快適な撮影を楽しめるとしている。

また、「FUJIFILM X-T50」や「FUJIFILM X-M5」で好評のフィルムシミュレーションダイヤルを搭載。写真フィルムを交換する感覚で様々な色調表現を楽しめる「フィルムシミュレーション」を直感的なダイヤル操作で切り替えることが可能だ。

忠実な色再現性とメリハリのある階調表現を併せ持つ「REALA ACE」や、高彩度かつ柔らかい階調表現を特長とする「NOSTALGIC Neg.」を含む計20種類のフィルムシミュレーションを搭載。ダイヤルには、FS1からFS3の3か所のポジションが搭載されており、フィルムシミュレーションに任意の画質を設定したオリジナルの「FSレシピ」を登録し、多彩な写真表現を楽しめる。

従来モデルから好評のポップアップ式フラッシュや「オートモード切替レバー」による「AUTO」撮影など、快適な撮影をサポートする機能はそのままに、新たに6.2K/30Pの動画撮影に対応するなど、静止画から動画まで撮影表現の可能性を大幅に広げている。

X-T30 IIIは、初めてデジタルカメラを使用するユーザーから、本格的な撮影を楽しみたい層まで、快適な操作性や直感的な撮影体験、洗練されたデザインをとおして、撮る愉しさをより感じられる一台だとしている。

製品特長

高い携帯性を叶える小型軽量デザインと、撮影の愉しみを広げるフィルムシミュレーションダイヤル

従来モデルである「X-T30 II」と同サイズ（幅118.4mm×高さ82.8mm×奥行46.8mm）、同質量（378g）を実現。「X-Tシリーズ」の系譜を受け継ぐセンターファインダースタイルのクラシックな外観と小型軽量なデザインとなっている。

「REALA ACE」「NOSTALGIC Neg.」を含む全20種類のフィルムシミュレーションモードを採用。天面左肩にフィルムシミュレーションダイヤルを搭載し、被写体やシーンに合わせて直感的に選択可能。フィルムシミュレーションダイヤルのうち、FS1からFS3の3か所のポジションには、全20種類のフィルムシミュレーションとその画質設定を個別に登録し自分だけの「FSレシピ」として保存できる。