コシナは、フォクトレンダーブランドよりフルサイズFXフォーマットに対応するニコンZマウント専用設計の広角レンズ「APO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical Z-mount」を2026年1月に発売する。希望小売価格は税込154,000円。

APO-LANTHAR(アポランター)は、フォクトレンダーにおける高性能レンズに付与される称号であり、アポクロマート設計に基づく色収差補正を特徴とする。光の3原色であるRGBの軸上色収差を可能な限り低減する設計思想は、カラーフィルムの普及期から求められてきたものだが、高画素化が進んだ現在のデジタルセンサーにおいては、より高度な補正が要求されている。

今回発表されたAPO-LANTHAR 28mm F2 Aspherical Z-mountは、マクロレンズを除く既発売のAPO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical、APO-LANTHAR 35mm F2 Asphericalに続くレンズとして位置付けられている。フルサイズセンサーに最適化され、アポクロマート設計による徹底した収差抑制に加え、高い解像力とコントラスト再現性を追求した構成となっている。

レンズ構成は8群12枚で、異常部分分散ガラス6枚と両面非球面レンズ2枚を採用し、フローティング機構も搭載する。最短撮影距離0.28mから無限遠まで破綻のない描写を実現し、大口径広角レンズとして高い性能を備える。

サイズ面では、全長60.0mmとコンパクトで、既存のAPO-LANTHAR 35mm F2 Asphericalより短い設計となる。12枚からなる絞り羽根は円形に近い形状で、点光源のボケを自然に再現する。

電子接点を備え、対応ボディと最新ファームウエアを組み合わせることで、Exif情報の記録やボディ内手ブレ補正(3軸)に対応する。さらに、フォーカスポイント枠色変化、ピーキング機能、拡大表示の3種類のピント合わせサポート機能が利用できる。付属の金属製バヨネット式フードはリバース装着に対応し、収納性を高めている。