パナソニック コネクト株式会社は、8,000lm(ルーメン)の高輝度と4K解像度を、クラス世界最小・最軽量(8,000lm以上の4K液晶プロジェクターにおいて)の筐体で両立した液晶レーザープロジェクター「PT-VMQ85シリーズ」を、2026年度第1四半期(4~6月)より発売する。

本製品は、同社が文教・企業分野で展開してきた「VMZ82シリーズ」の軽量・コンパクト設計を継承しつつ、独自の画素シフト技術により、4K投写(2軸画素シフト技術による表示解像度)を実現した。ゴルフシミュレーションやミュージアム、デザイン教育現場など、限られたスペースでの高精細な映像体験が求められる市場へ投入される。

独自技術による4K解像度の実現とポータブル性の両立

「VMQ85シリーズ」の最大の特徴は、独自の「2軸画素シフト技術」である。これはWUXGAのパネルを高速かつ2軸方向に画素シフトさせることで、液晶方式として4K解像度を実現するものだ。

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また、8,000lmという高輝度を誇りながら、質量は約7.6kgに抑えられている。同社調べによれば、液晶方式の4K解像度モデルにおいて世界最小・最軽量を達成しており、高いポータブル性を実現した。

これにより、高精細な4K映像が必要とされながらも、従来の大型機では設置が困難だった場所への導入が可能となる。具体的には、近年需要が急増しているゴルフシミュレーションや、小規模なミュージアムでの没入型展示、また精細な図面の描画が求められるCADやデザイン教育の現場などが想定されている。

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柔軟な設置を支える機能群と、ゴルフ特化の映像モード

設置の自由度を高めるため、1.6倍光学ズームと広範囲な光学レンズシフト(上:+44%、左右:±20%)を搭載している。投写距離や設置位置が限られる空間でも、画質を損なうことなく柔軟な調整が可能だ。

加えて、設置作業を効率化する新機能「角度モニター」を搭載。プロジェクター本体の傾きを可視化することで、水平出しや調整作業の時間を短縮できる。

また、映像面ではエンターテインメント用途を意識した「ビビットグリーンモード」が新たに搭載された。これにより、ゴルフシミュレーションなどにおいて芝生の緑をより鮮明かつ鮮やかに表現し、リアルな没入感を提供する。

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業界をリードする電力効率とサステナビリティへの取り組み

環境負荷低減と運用コスト抑制の両立も、本シリーズの重要なテーマである。光学設計の進化により、高輝度4Kモデルでありながら最大約19lm/Wという優れた電力効率を実現。電力効率を向上させており、少ない消費電力で明るい映像を投写できる。

製品本体の製造においても環境配慮が徹底されており、本体プラスチック部品の約50%に再生樹脂を採用している。梱包材にはリサイクルが容易なペーパートレイを使用し、従来の緩衝材からの脱却を図った。さらに、映像が一定時間更新されない場合に光源出力を自動で抑制する「映像連動機能」を搭載するなど、運用時の省エネ性能も高められている。

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4Kブランド「MEVIX」を強化、大型映像分野のグローバルリーダーへ

パナソニック プロジェクター&ディスプレイ株式会社 代表取締役 CEO:安立洋介氏は、本製品の発売に際し、同社の強みである業務用映像事業の実績と革新的な4K駆動技術を基盤とした価値創出への意欲を語った。

スポーツシミュレーションなどの成長市場を開拓し、同社の4Kブランド「MEVIX」を強化することで、没入感あふれる映像体験の可能性を拡大。大型映像ソリューション分野におけるグローバルリーダーとしての成長を力強く推進していく方針だ。