バルセロナで開催されたISE 2026の会場にて、マーシャル・エレクトロニクスのブースに足を運んだ。
同社ブースでまず目についた新製品は、スイッチャー「VMV-402-3GSH」であった。このモデルは3G-SDIを4系統、HDMIを2系統の入力を備え、クアッドビューとプログラム出力に対応する。多様な解像度の入力を自動でスケーリングして出力に整合させる機能に加え、画面上に波形モニターなどのスコープを表示できる実用性の高さが印象に残った。4K対応のクアッドビューやIP経由の制御機能を含め、中継車をはじめとしたプロの制作現場に求められる要素が凝縮されている。

続いて紹介された新型カメラ「CV420-27X」も、実に興味深い一台と言える。12G-SDIやHDMI、さらにはイーサネットによるIP出力といった豊富なインターフェースを搭載した本機は、27倍という高倍率ズームを誇りながら、広角端で60°という広い視野角を確保している。法廷や政府機関の会議、礼拝堂といった幅広い用途が想定されており、広い空間の全景と特定対象へのクローズアップを一台で高次元に両立させるポテンシャルを秘めている。

コンパクトな筐体に最新の出力系統を詰め込んだこれらの製品群から、同社が目指す映像制作の利便性と品質の追求を強く実感する。