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株式会社システムファイブは、Deity MicrophonesのUHFデジタルワイヤレスシステム「THEOS」シリーズの日本国内向けA帯モデルを出荷開始した。

今回出荷を開始するのは、特定ラジオマイクにあたるA帯対応モデル。2025年5月に発売した日本国内B帯専用モデルに続く展開で、映画やドラマ、テレビ番組制作、CM制作、大型ライブイベント、舞台、スポーツ中継など、より大規模で高い信頼性が求められる現場での運用を想定している。

THEOSシリーズは、ワイドバンド、高音質、低遅延、多機能を特徴とするプロフェッショナル向けデジタルワイヤレスシステム。A帯モデルでは、最大20mWの空中線電力に対応し、一般的に10mWに制限されるB帯と比べて、安定した伝送距離を確保しやすいとしている。電波遮蔽物などの影響による音切れリスクの抑制も見込めるという。

対応する周波数帯域は550.000MHz~713.700MHz。テレビホワイトスペース帯に含まれる550MHz~710MHzと、特定ラジオマイク専用帯に含まれる710MHz~713.7MHzをカバーし、固定局運用から移動局運用まで、多チャンネル構成を柔軟に組めるとしている。

システム面では、広帯域のデジタルUHF伝送に対応し、アナログ方式特有のノイズを抑えた音声収録をうたう。専用アプリ「Sidus Audio」を使えば、スマートフォンから複数送信機の監視や設定変更が可能で、周波数スキャン、ゲイン調整、バッテリー残量の確認などを一括で行える。

また、送信機には高精度なタイムコードジェネレーターを内蔵。外部のタイムコードデバイスとの同期により、ポストプロダクション時の映像と音声の同期作業の効率化を図れるという。筐体には航空機グレードのアルミニウム合金を用いたCNC削り出しボディを採用し、電源は単三電池2本で駆動する。

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主な仕様は、運用周波数帯域が550.000MHz~713.700MHz、空中線電力が20mW、変調方式がデジタル方式(F1D, F1E)。

一方で、A帯製品の運用には所定の手続きが必要となる。利用にあたっては、特定ラジオマイク運用調整機構(特ラ機構)への加入に加え、総務省から交付される陸上移動局の無線局免許の取得が必要。さらに、事前に特ラ機構へ運用予定を連絡し、必要に応じて他の利用者との運用調整を行う必要があるとしている。