Blackmagic Designは、DaVinci Resolve 21の最終リリース版のダウンロードを開始した。同社ウェブサイトから無償でダウンロードできる。
メジャーアップデートであるDaVinci Resolve 21では、コンテンツを高速で検索するIntelliSearch、焦点調整用のCineFocus、顔の補正用のツールを含む、新しいAIツールを追加した。Krokodoveツールセットは70種類以上のグラフィックをFusionページに追加、Fairlightフォルダーはオーディオトラック管理を簡素化。また、キーフレーミング、MultiMasterトリムパス、レイヤーリストノードグラフなども改善された。
今回のリリースに含まれるもうひとつのメジャーアップデートが、カラリストや写真家たちがハリウッド最先端のカラーツールをスチル写真に適用できる、新しいフォトページだ。フォトページでは、写真を読み込んで管理し、カラーページと連携してノードベースのグレーディングを適用できる。プライマリーカラーコレクション、カーブ、クオリファイアー、Power Window、ノードエディターを使用して、プロジェクト全体のカラーをアーティスティックに調整可能。また、DaVinciカラーパネルを使用すれば、複数のパラメーターを同時に調整できる。
同ソフトウェアのベータ版の利用と多様なワークフローでテストにより、ユーザーからバグの報告を受け、DaVinci Resolve 21の信頼性をさらに向上させることができたという。
新機能には以下が含まれる。
フォトページ
- 新しいスチル写真編集がDaVinci Resolveに完全統合。
- タグ付け、お気に入り、評価、アルバムコレクションに対応したイメージライブラリ。
- アルバムでは、写真をソース解像度で管理および修正可能。
- 主要なカメラフォーマットでネイティブRAWサポート。
- macOSでAppleの写真ライブラリからのメディアの読み込み。
- Lightroom Catalogファイルのメディアプールへの読み込み。
- Resolveのマルチユーザー・コラボレーションおよびBlackmagic Cloudへの同期に対応。
- DaVinciカラーコントロールツールセットおよびグレーディングパネルをサポート。
- ルック、LUT、ResolveFX、OpenFXをイメージに適用。
- GPUアクセラレーションによるバッチ書き出しおよび変換。
カット&エディットページ
- キーフレーミングは、4ポイントのベジェでパワフルなリタイムコントロールが可能。
- 選択した複数のクリップへのキーフレームおよびカーブの追加。
- キーフレーミングのイーズオプション、ループ、ピンポン、反転、ストレッチ。
- Fusionエフェクト、ジェネレーター、テキストを編集エフェクトと共にキーフレーム。
- キーフレーミングおよびマーカーにおけるサブフレームのサポート。
- OGraf HTMLグラフィックをネイティブサポート。
- Lottieアニメーションをネイティブサポート。
- ResolveFXのピクチャー・イン・ピクチャー・エフェクト。
- テキストおよび字幕エレメント用のフォントブラウザウィンドウ。
- 環境設定で、フォント選択時にフォントのプレビュー表示を設定可能。
- 全テキスト要素のスペルチェック。
- テキスト+およびマルチテキストで、絵文字およびカラーフォントをサポート。
- クリーンフィードおよびビデオ出力でマルチカムアングルのプレビュー。
- マルカムで、各アングルに全オーディオトラックを含めることが可能。
- マルチカムで、作成時および同期中にクリップ全体の長さを使用可能。
- リプレイコントロールで、収録メディアの最後5分のみを表示。
- リプレイエディターで、サーチダイヤルからタイムラインを選択。
- リプレイで、開始と終了に異なるスティンガーを使用可能。
- リプレイのタイトルパレットで、最大6つのお気に入りタイトルに対応。
- モノオーディオが、ステレオトラックの左右両方のチャンネルで再生。
- エディットページの短いトラックにおける、波形、マーカー、フェードの改善。
- ソースタイムラインで自動トラックセレクターをサポート。
- DRTタイムラインの読み込みで、リンクおよびコンフォームのオプションに対応。
- タイムラインバックアップのスナップショットで、タイムライン間を比較。
- 字幕のインスペクタで、検索と置き換えをサポート。
- エディットページで、インデックスからトラックの表示/非表示を切り替え。
- 編集インデックスで、EDLクリップの名前の編集をサポート。
- Affinityの.afファイルで、グループおよび個別のレイヤーコントロールに対応。
- エディットページのタイムコードオプションが、フレーム、サブフレーム、オーディオサンプルに対応。
- 長さのタイムコードオプションが、クリップの選択用に長さを表示。
- タイムライン表示オプションが改善され、プリセットとクリップ名のオプションに対応。
- ソースビューアでリモートカラーバージョンを表示。
- ローカルのカラーグレーディングで、新しいクリップの作成時にリモートグレードを使用。
- カットページおよびエディットページで、タイムラインメニューを使用してトランジションを選択。
- クリップカラー、マーカー、フラグで属性のペーストおよび削除。
- クロップにおけるイメージの位置を維持する属性のペーストおよび削除。
- コンテクストメニューで、複数クリップのオーディオチャンネルを切り替え。
- エディットページのソーステープがマルチカムクリップに対応。
- マッチフレームは、ネスト化クリップおよびマルチカムのソースメディアを検出。
- ResolveFXのビデオコラージュで、個別のタイルフィルと境界線のコントロールに対応。
- 字幕がフェードインとフェードアウトに対応。
メディアプール&メタデータ
- タブレイアウトに対応。
- 各ビンでサムネイル、リスト、メタデータビューを設定可能。
- クリップの星評価。
- カットページがスマートビンビューに対応。
- メディアビンのサムネイルをPDFとして書き出し。
- オフラインクリップ用の自動スマートビンおよびクリップフィルター。
- スマートビン、フィルター、データ焼き付け、タグのカスタムメタデータ。
- プロジェクトポスターフレームのカスタマイズ。
- メタデータビューで、入力カラースペースとガンマを表示。
- 文字起こし列がリストビューに対応。
- キーボードショートカットをカスタマイズして、サムネイル、リスト、メタデータビューに設定。
- オーディオクリップの属性を元の状態にリセットできる機能。
カラーページ
- クリップグループがグレーディングのバージョンに対応。
- ノードグラフをレイヤーリストとして表示可能。
- ノードスタックが最大8レイヤーに対応。
- HDRおよびnitスコープの表示範囲をカスタマイズ。
- ACES AMFが改善され、変換名とカスタムフォルダーに対応。
- Adobe RGBカラースペースおよびガンマのサポート。
- カラースペースを考慮したエフェクト向けのOpenFX 1.5 Color Management API。
- Advanced Panelで、セーフエリアのアスペクトレシオである2.39および2.4に対応。
- カラーページの複数ユーザーのプロジェクトにおいて、カラーマネージメントをバイパス可能。
- Power Window間でトラッキングデータをペーストしても元の形状を維持。
Fairlightページ
- フォルダートラックで、トラックグループの折り畳みと展開が可能。
- Cキーで、再生ヘッドがマウスポインターの位置に移動。
Fusionページ
- Krokodoveモーショングラフィックス・エフェクトをサポート。
- 100種類以上の新しいモーショングラフィックス用のエフェクト&ツール。
- 新しいマクロエディターは、インスペクタビューや、エフェクトとして登録するパブリッシュ機能に対応。
- Fusionアニメーションを、Fairlightオーディオを使用してクリエイティブに駆動可能。
- OGraf HTMLグラフィックをネイティブサポート。
- Lottieアニメーションをネイティブサポート。
- テキスト+およびマルチテキストで、スペルチェックをサポート。
- 絵文字やカラーフォントなどでフォントが改善。
- マルチテキストの位置、ピボット、配置、CSVの読み込みが改善。
- Stormレンダラー向けHydra 2.0 APIを含むUSD SDK 25.11をサポート。
- 3DマットオブジェクトおよびテクスチャーでUSDをサポート。
- USD Texture ProjectorおよびCatcherのサポート。
- USDローダーにおける全体のイン – アウトコントロール。
- レリーフマップの作成をネイティブサポート。
- 選択した複数のツールでインスペクタのプロパティを変更。
- 選択した複数のツールのレイヤーすべてに共通するインスペクタの値を変更。
- パス、エクスプレッション、スクリプトでユーザー定義の可変メタデータ。
- レンズ歪みでチェッカーボード・キャリブレーションおよびGPUアクセラレーションに対応。
- ガイドとルーラーの表示保持、プリセット、改善されたスナップ機能。
- メディア入力ノードでクリップ名を表示。
- キーフレームとスプラインを新しいウィンドウとして開く機能。
コーデックおよびI/O
- 放送ワークフロー用にMXFのグローイングファイルのサポートを強化。
- MPEG2ビットレートおよびその他のエンコードオプションのためのMXF OP1Aのサポート。
- キヤノンCR3 RAWのデコードに対応。
- パナソニックLumix RW2 RAWのデコードに対応。
- 富士フイルムRAF RAWのデコードに対応。
- Apple ProRAWのデコードに対応。
- ソニーA7Vおよびそれ以降の新しいカメラからの圧縮ARWのサポート。
- ニコンNEF RAWのデコードのサポートが改善。
- HEIC、JPEG、PNG、TIFFイメージにおけるHDRデコードのサポート。
- macOSおよびWindowsでHEICエンコードをサポート。
- HEIC、JPEG、PNG、TIFFイメージにおけるHDRエンコードのサポート。
- カラーマネージメントでInsta360 I-Logに対応。
- スチルのフォーマットにおけるEXIFメタデータのサポートの改善。
- ソニーBurano V3クリップのサポート。
- Intel QuickSync AV1 4:4:4のデコードおよびエンコードをサポート。
- Windows ARM H.265 10-bit 4:2:2のデコードに対応。
- レンダージョブごとにRCMまたはACES出力をオーバライドするオプション。
一般的な改善
- パワフルで柔軟性の高い、拡張されたデータ焼き付けウィンドウ。
- 環境設定およびプロジェクト設定が検索に対応。
- 複数ユーザーのプロジェクトが、ダイナミック プロジェクト スイッチングに対応。
- Final Cut Pro 12のFCPXMLの読み込みおよび書き出しに対応。
- Blackmagic Cloudへのファイル同期の速度が最大3倍に向上。
- 全体的な性能と安定性が向上。