Blackmagic Designの発表によると、カリフォルニアに拠点を置くDreamtekが、先日開催されたVercel Next.JSイベントで、Blackmagic Designのライブプロダクションおよびポストプロダクションワークフローをフル活用したという。これには、DaVinci ResolveとBlackmagic Cloud Storeをベースとしたワークフローを使用して、フッテージを遠隔地のDreamtekポストプロダクションチームに送信し、ポストプロダクションで迅速な処理を実現することも含まれていた。
Dreamtekは、映像テクノロジーと制作を専門とする企業であり、バーチャルイベント、ビデオプロダクション、スタジオ構築、スタジオレンタルなど、制作およびポストプロダクションに関する包括的なサービスを提供している。2025年10月、Dreamtekは、世界的なテクノロジー企業であるVercelが主催するNext.JSカンファレンスのライブプロダクションと、様々なビデオおよびソーシャルメディアコンテンツの制作を任された。
カリフォルニアで開催されたVercel Next.JSは、基調講演、製品発表、分科会セッションなどが盛り込まれた2日間のイベントであり、世界中の開発者やAIイノベーターが一堂に会することを目的としていた。Dreaktekは、2日間にわたり、数十のセッションとBロール映像から制作した50本以上の高品質な動画を作成した。

制作は、Dreamtekのスタジオ制作ディレクターであるジェフ・エグルストン氏、技術制作のプログラムマネージャーであるデイブ・オハロラン、そしてシニアエンジニアのアレッサンドロ・アルトマン氏が主導した。
Dreamtekは、今回のプロジェクトにおいて、DaVinci Resolve Studio、複数のURSA Broadcast G2カメラ、DeckLink Quad HDMI Recorderキャプチャー・再生デバイス、 ATEM 4 M/E Constellation 4K、ATEM Camera Control Panel、 ATEM 2 M/E Advanced Panel、複数の ATEM Television Studio HD8 ISOプロダクションスイッチャー、HyperDeck Extreme 8K、HyperDeck Studio 4K Proレコーダー、Videohub 40×40 12Gルーター、複数のBlackmagic Cloud Storeモデル、そして多数のBlackmagicコンバーターなど、多くのBlackmagic Design製品を使用した。制作は、Blackmagic Camera Fiber ConverterおよびStudio Fiber Converterを使用し、光ファイバーネットワークをベースにしていたという。
オハロラン氏は、次のようにコメントしている。
オハロラン氏:最初から最後までBlackmagicを使用したワークフローでした。撮影は、B4レンズを搭載した3台のURSA Broadcast G2カメラで行いました。これらのカメラは、様々なATEMを使用して切り替えとコントロールを行い、Blackmagicの光ファイバー製品を介して接続しました。
複数の分科会室用に、多くのATEM Television Studio HD8 ISOスイッチャーとHyperDeckを用意しました。また、DeckLink Quadレコーダーもあらゆる場所で使用しました。
Dreamtekのチームは、3つの異なるステージと分科会室をカバーする必要があった。コントロールルームには、Cloud Store 16TBとCloud Store Max 24TBを搭載した複数のステーションが含まれており、メインステージとLEDウォールの後ろに設置された。また、各分科会室には、ATEM Television Studio HD8 ISOとHyperDeckレコーダーが設置された。撮影された映像と編集はDreamtekの遠隔地の拠点に送られ、ソーシャルメディア用の映像が作成された。

このワークフローの中心となったのは、DaVinci Resolve Studioと複数のCloud Store Max 24TBネットワークストレージを搭載したポータブルな6Uラックであった。Cloud Store Max 24TBおよびCloud Store 16TBを使用することで、Dreamtekはフッテージを迅速に保存・管理し、滞りなくポストプロダクションのワークフローを構築することができた。
Blackmagic Design製品の小型設計における効率性がいかに重要であるかについて、アルトマン氏は次のようにコメントしている。
アルトマン氏:最初から分かっていたことですが、本当にぎゅうぎゅう詰めの状態だったので、コンパクトさこそが鍵でした。それに加え、ポストプロダクションの作業やデータの転送速度も非常に重要でした。1日のスケジュールは朝食会と基調講演から始まり、その内容を削る必要がありました。その後は、各地から絶え間なく送られてくるフッテージを集めて収録し、まとめて遠隔地へ送信しなければなりませんでした。
アルトマン氏はまた、カンファレンスを通して、ポストプロダクションのスタッフに映像を配信できることの重要性についてもコメントしている。
アルトマン氏:企業イベントにおけるこのようなニーズは高まっています。実際にイベントに参加する人がますます増えている現状を踏まえると、参加者にはライブ配信では得られない何か特別なものを提供することが重要だと思います。しかし同時に、今起きていることを、リアルタイムではなく様々な方法でより多くの人々に伝えることも重要です。
Cloud StoreのラックマウントユニットとDaVinci Resolveの導入は、まさにゲームチェンジャーでしたね。他のハードウェアやワークフローでは考えられなかったような、ポストプロダクションの迅速な処理が可能になりました。
