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Blackmagic Designは、Thunderboltでのキャプチャー・再生に対応した新製品「UltraStudio Mini 12G」シリーズを発表した。同シリーズは3機種を展開する。ラインナップと販売価格は以下の通り。

  • UltraStudio Mini Replay 12G:税込86,980円
  • UltraStudio Mini Recorder 12G:税込68,980円
  • UltraStudio Mini Monitor 12G:税込68,980円

同シリーズは、高品質な放送用途を想定して設計されている。UltraStudio Mini Monitor 12Gは12G-SDIおよびHDMIからの再生出力に対応し、UltraStudio Mini Recorder 12Gは12G-SDIおよびHDMI入力によるキャプチャーに対応する。

一方、UltraStudio Mini Replay 12Gは12G-SDIのキャプチャーと再生の両方に対応しており、フィル用とキー用の独立した2系統の12G-SDI出力と、追加の12G-SDIモニタリング出力を搭載する。また、UltraStudio Mini Replay 12GはDaVinci Resolveの生放送リプレイ機能に対応。全機種が2160p60までのあらゆるSD、HD、Ultra HDビデオフォーマットをサポートする。

UltraStudio Mini Recorder 12Gは入力専用モデルで、SD、HD、Ultra HDの12G-SDIおよびHDMI入力によるキャプチャーに対応する。OBS Studioなどのソフトウェアを使用したライブ配信に適しているという。また、古い放送用デッキの映像を、編集ソフトウェアや無償のBlackmagic Media Expressを使用してアーカイブすることもできる。ゲーム機からの収録にも対応する。

UltraStudio Mini Monitor 12Gは出力専用モデルで、SD、HD、Ultra HDにおける12G-SDIおよびHDMIからの再生出力に対応する。編集ソフトウェアからの映像をモニタリングする用途に適したソリューションだという。デュアル12G-SDI出力は、放送グラフィック用のフィル&キーに対応しており、グラフィックのアルファチャンネルをキー出力へ自動的に変換する。

UltraStudio Mini Replay 12Gは12G-SDIのみに対応しており、キャプチャーと再生を同時に実行できる。コンピューターをリアルタイムのAIプロセッサーとして使用したり、DaVinci Resolveで生放送のリプレイを実行したりする用途に適しているという。UltraStudio Mini Replay 12Gの入力にスイッチャーのマルチビュー出力を接続し、フィル出力とキー出力を使用することで、自動スティンガーに対応したリプレイを実行できる。

UltraStudio Miniの全機種は高速なThunderbolt 4を搭載しており、モデルに応じたビデオのキャプチャーまたは再生と給電を、1本のThunderboltケーブルで実現する。Thunderbolt 4は高速なデータ転送に対応しており、高解像度、高ビット深度の4:2:2:4や4:4:4:4といったフレームバッファーフォーマットを扱うための帯域幅を備える。

アルファチャンネルを10-bitの12G-SDIフィル&キー出力にリアルタイムで変換する機能にも対応する。UltraStudio MiniはDeckLink APIを使用するため、幅広いビデオソフトウェアで利用できる。

また、Thunderboltの接続は双方向であるため、UltraStudio Mini Replay 12Gでは、ビデオのキャプチャー、処理、出力をリアルタイムで実行できる。これにより、コンピューターをリアルタイムのグラフィックプロセッサーやAIプロセッサーとして使用できる。

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UltraStudio Mini Replay 12GおよびUltraStudio Mini Monitor 12Gは、デュアル12G-SDIビデオ出力に対応している。ライブプロダクションスイッチャーに接続することで、透明部分を含むグラフィックを映像にオーバーレイできる。

また、ハードウェア内部でRGBAおよびYUVAフレームバッファーをサポートする。RGBAグラフィックでは、ビデオフレームは完全な10-bit精度を維持しながら、RGBピクセルからフィル&キー出力用のYUV 4:2:2:4ビデオへ自動的に変換される。

2系統のSDI出力信号をライブプロダクションスイッチャーへ送り、映像にキーイングする。キー出力により、画像の透明部分をスムーズに合成できる。そのため、UltraStudio Mini 12Gは放送グラフィックやスティンガーに適しているという。

UltraStudio Miniは、高品質なビデオを扱えるように設計されている。多くの対応ソフトウェアは、Apple ProResやDNxHDなどの広く使用されているビデオフォーマットに加え、10-bit非圧縮でのキャプチャー・再生にも対応しているため、特定のファイルフォーマットに制限されることはない。

10-bitビデオは、8-bitビデオの4倍となる1チャンネル当たり1,024階調で色を表現できる。これにより、高精度なグリーンバックのキーイング、シームレスなVFX合成、高品質なカラーグレーディングを実行できる。

UltraStudio Mini 12Gは幅広いビデオソフトウェアに対応しているため、使い慣れた環境で作業できる。OBS Studioを使用したライブ配信にも対応する。UltraStudio Mini Monitor 12Gは、DaVinci Resolveを使用した放送編集やカラーグレーディングに適しているという。

UltraStudio Mini Replay 12Gでは、キャプチャーと再生を同時に実行できる。そのため、DaVinci Resolveのライブグレーディング機能を使用して、映像のキャプチャー、カラーグレーディングの適用、ライブ出力をリアルタイムで行うことも可能。また、Final Cut Pro、Media Composer、Adobe Premiere Proなどの編集ソフトウェアも使用できる。Fusion、After Effects、Photoshopを使用したVFX制作にも対応する。

UltraStudio Miniは、DaVinci Resolveに統合されているVFXソフトウェア「Fusion」のほか、Adobe After EffectsやPhotoshopとも互換性がある。Fusion Studioは、2Dおよび3D環境や数百種類のエフェクトなどに対応したノードベースのVFX合成ツールである。また、Fusionは無償でダウンロードできるDaVinci Resolveにも搭載されている。同梱のBlackmagic Media Expressを使用して映像をファイルにキャプチャーし、Fusion、After Effects、Photoshopへ読み込むこともできる。

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UltraStudio Mini 12Gシリーズは、あらゆるSD、HD、Ultra HDビデオフォーマットに対応したマルチレートの12G-SDIを搭載する。UltraStudio Mini Recorder 12GおよびUltraStudio Mini Monitor 12GはHDMIにも対応しており、世界各地で使用される放送用ビデオフォーマットを扱える。SDでは525i59.94および625i50、HDでは720p、1080i、1080p60までの1080p、Ultra HDでは2160p60までの各種フォーマットに対応する。3G-SDIソースを使用する際は、Level AとLevel Bを切り替えられる。

UltraStudio Mini用にカスタムソリューションを構築する場合は、Mac、Windows、Linuxに対応した高度なデベロッパーSDKを無償でダウンロードして使用できる。デベロッパーSDKを使用することで、社内用または他の放送局へ販売する独自ソリューションを開発できる。Desktop Video SDKは、柔軟性が求められる用途ではハードウェアを低水準で制御でき、一般的なタスクでは使いやすい高水準のインターフェースを利用できる。

Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。

ペティ氏:高解像度と高度なワークフローのニーズに応えられるUltraStudio Miniを求めるお客様から、多くの声をいただいていました。今回、この新シリーズを紹介できることを大変うれしく思います。

極めてコンパクトでありながら、Thunderbolt 4と12G-SDIを搭載しており、高品質な10-bitでのキャプチャーと2160p60までの再生に対応し、アルファチャンネルもサポートしています。モニタリングやグラフィックだけでなく、DaVinci Resolveのリプレイにも適しており、このシリーズを使用して今後どのようなワークフローが構築されるのか、拝見するのを楽しみにしています。

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UltraStudio Mini 12Gの主な機能

  • キャプチャー、再生、キャプチャー/再生に対応した3機種を展開
  • 高速なThunderbolt 4接続
  • 出力対応モデルは、フィル用とキー用の独立した2系統の12G-SDI出力を搭載
  • UltraStudio Mini Replay 12Gは、キャプチャーと再生の同時実行に対応
  • 放送品質の非圧縮10-bitキャプチャー・再生
  • DaVinci Resolveなど、幅広いソフトウェアと互換
  • 2160p60までのあらゆるSD、HD、Ultra HDビデオフォーマットに対応
  • Mac、Windows、Linuxに対応した無償のデベロッパーSDKを提供