株式会社焦点工房は、Megadapの電子マウントアダプター「M2RF」を発売した。希望小売価格は税込93,000円。
M2RFは、ライカMマウントレンズをキヤノンRFマウントカメラで使用するための電子マウントアダプターだ。本体に電子ヘリコイド駆動機構を内蔵し、レンズ全体を前後に移動させることで、マニュアルフォーカス専用のMマウントレンズでもオートフォーカス撮影を可能にする。
対応カメラとの組み合わせでは、AF-S・AF-Cに加え、瞳AFや顔AFも利用可能。さらに、Mマウントレンズ本来の最短撮影距離を超えた近接撮影や、レンズ情報のExif記録にも対応している。お気に入りのMレンズの描写を活かしながら、キヤノンRFシステムで、これまでとはひと味違う軽快な撮影を楽しめるマウントアダプターだ。
ピント合わせをもっと軽快に
ライカMマウントレンズをはじめとするマニュアルフォーカスレンズには、レンズごとに異なる描写や操作する楽しさがある。一方で、動きのある人物を撮影するときや、街を歩きながら瞬間的にシャッターを切りたいときには、ピント合わせに時間がかかることもある。
M2RFは、レンズ全体を前後に動かしてピントを合わせる電子ヘリコイド駆動機構を搭載。Mマウントレンズの描写を楽しみながら、オートフォーカスによる素早い撮影を可能にする。夏祭りで行き交う人々を撮影するとき、夕方の街角で表情を捉えたいとき、家族や友人との時間を自然に残したいとき。ピント合わせの負担を減らし、構図やシャッターチャンスに集中できる。
瞳AF・顔AFが、大口径Mレンズでの人物撮影をサポート
対応カメラとの組み合わせでは、AF-S・AF-Cをはじめ、瞳AFや顔AFなどのカメラ側のAF機能に対応する。大口径のMマウントレンズは、背景を大きくぼかした印象的な人物写真を楽しめる一方、被写界深度が浅く、狙った位置へ正確にピントを合わせる難しさもある。
瞳AFや顔AFを活用することで、人物の表情を追いながら撮影しやすくなり、ポートレート撮影をより快適に楽しめる。フォーカス操作に慣れていないユーザーにとっても、Mマウントレンズの世界へ踏み出しやすくなる機能だ。
最大約4.5mmの繰り出しで、これまで寄れなかった被写体へ
M2RFに内蔵された電子ヘリコイド機構は、最大約4.5mmの繰り出しに対応している。これにより、装着したMマウントレンズ本来の最短撮影距離を超えて、被写体へ近づいた撮影が可能だ。
テーブルの上に置いた料理や冷たい飲み物、旅先で見つけた雑貨、身近な草花など、これまで距離を取りながら撮影していた被写体を、より大きく画面に収められる。スナップやポートレートだけでなく、テーブルフォトや小物撮影にもMレンズを活用でき、表現の幅が広がる。
最大4種類のレンズ情報を登録し、Exifに記録
専用ソフトウェアを使用することで、最大4種類のレンズデータをM2RFへ登録できる。装着するレンズに合わせてデータを切り替えることで、レンズ名・焦点距離・絞り値を撮影画像のExif情報に記録可能だ。
撮影後に「どのレンズで撮影した写真だったか」を確認しやすくなり、レンズごとの作例整理や写真管理にも役立つ。複数のMマウントレンズを使い分けるユーザーにとっても、撮影から整理までを快適にする機能である。
側面スイッチで絞り値を切り替え
アダプター側面には、絞り値切替スイッチを搭載している。登録した4種類のレンズデータそれぞれに、4種類の絞り値を設定可能。撮影時に選択した絞り値を、Exif情報に記録できる。
専用ソフトウェアでは、登録するレンズデータや各種情報をカスタマイズできるほか、ファームウェアのアップデートにも対応している。
Mレンズの個性と、RFシステムの快適さをひとつに
M2RFは、マニュアルフォーカスレンズをキヤノンRFマウントでAF撮影可能にする電子マウントアダプターだ。オートフォーカス、瞳AF・顔AF、近接撮影、Exif記録といった機能を加えることで、Mマウントレンズの使い方そのものを広げる。
ゆっくりとフォーカスリングを操作する撮影も、街を歩きながら軽快にシャッターを切る撮影も、その日の気分や被写体に合わせて選択できる。M2RFは、ライカMマウントレンズとキヤノンRFマウントカメラを組み合わせる、新しい選択肢を提案する。
仕様
| 対応レンズマウント | ライカMマウント |
| 対応カメラマウント | キヤノンRFマウント |
| 質量 | 約158g |
| 付属品 | 前後キャップ、マグネット式USBケーブル(Type-C端子)、取扱説明書 |
| メーカー保証 | 2年間(自然故障が対象) |