NTT東日本株式会社は、2026年8月2日(日)〜3日(月)に新潟県長岡市・信濃川河川敷で開催された長岡まつり大花火大会会場において、株式会社エヌ・シィ・ティ(以下:NCT)と連携し、ローカル5G環境を活用した映像配信ネットワークの構築・運用を実施した。
花火会場では、ローカル5Gによる高速大容量・低遅延の特徴を活かした安定的な4K映像伝送に加え、従来、有線ケーブルでは撮影できなかった近距離での撮影を可能にすることで、花火のクリアかつ臨場感のある映像配信を実現した。
背景・目的
長岡まつり大花火大会は、日本三大花火大会の一つに数えられ、約2万発の花火が打ち上げられる国内最大級の花火大会であり、2日間で約36万人の有料観覧者が訪れる。
これまで同大会では、有線接続されたカメラによる映像配信を行ってきたが、有線方式ではカメラの設置位置に制約があった。
こうした背景のもと、地域密着型のケーブルテレビ・通信事業者として新潟県中越地域に根ざすNCTと、ローカル5Gの構築・運用において豊富な実績を持つNTT東日本は、ローカル5Gの特性を活かした新たな映像伝送・通信環境の確立により、有線カメラでは撮影できない視点による多角的な映像配信を目指し、同取り組みを共同で実施した。
概要
長岡まつり大花火大会の開催エリアにローカル5Gのネットワークエリアを構築。従来の有線方式で接続したカメラに加え、会場内で、従来よりも打ち上げ場所に近い位置に配置したカメラとローカル5G端末を接続することにより、高品質・低遅延な映像のリアルタイム伝送を実現した。伝送された映像は、NCTのコミュニティチャンネルおよびインターネット配信プラットフォームを通じて、会場外の視聴者へライブ配信された。
ローカル5Gの高速大容量・低遅延の特性を活かすことにより、従来の有線カメラではケーブル敷設の制約から設置が困難だった場所へのカメラ設置が可能となった。これにより、従来の中継映像に加え、これまで有線カメラでは撮影できなかった視点からの撮影を可能とすることで、より臨場感のある映像配信を実施した。
長岡まつり大花火大会(2026年8月3日配信映像)
同取り組みの概要
| 対象イベント | 長岡まつり大花火大会 |
| 開催日時 | 2026年8月2日(日)・3日(月) 19:20~21:30 |
| 開催場所 | 新潟県長岡市 信濃川河川敷(長生橋下流) |
| ローカル5Gの活用用途 | 遠隔映像配信用映像伝送システム |
| 役割 | [NTT東日本] ローカル5Gシステムの設計・構築・技術支援 [NCT] ローカル5G無線局の免許取得、映像撮影・配信 |
今後の展望
NTT東日本は、同取り組みを通じて得られた成果をもとに、ケーブル敷設が困難だった場所においても柔軟に通信環境を構築できるローカル5Gの活用を推進していくとしている。これにより、大規模イベントにおける安全・安心な運営や地域の魅力発信を行っていく方針だ。