北陸放送機器展2026のアツデンブースでは、放送・映像制作・ENG向けの単一指向性ショットガンマイク「SGM-PX」と、同製品向けに開発中の専用ウィンドジャマー「SWS-PX」が展示されていた。
「無難に使える」を狙ったショットガンマイク「SGM-PX」
SGM-PXは、2026年4月に発売された放送・映像制作・ENG用途向けの単一指向性ショットガンマイクロホン。XLR接続を採用し、標準価格は税込14,960円と、アツデンの業務用途向けショットガンマイクとして導入を検討しやすい価格設定となっている。
アツデンの担当者は次のようにコメントしている。
とりあえずデジ用のガンマイクを導入したいという方に広くお勧めできる製品です。
単一指向性設計により、周囲の不要な環境音を抑えながら狙った音声を捉える。担当者の言葉を借りれば、際立った個性を狙うというより、さまざまな現場で「無難に使える」ことを重視した製品だ。価格面でも、メインのカメラマイクだけでなく、予備や追加用として検討しやすい。
SGM-PXが登場した背景には、市場の変化もあるという。アツデンの担当者によると、これまで撮影現場で広く使われてきたソニーのショットガンマイク「ECM-XM1」が生産完了となったことを受け、同クラスの製品を求めるユーザーからの需要も想定しているという。
SGM-PXは、ECM-XM1の生産完了後、カメラ用ショットガンマイクを検討するユーザーにとっても新たな選択肢となる。
SGM-PX専用ウィンドジャマー「SWS-PX」を参考出品
さらにブースでは、SGM-PXに合わせて開発が進められている専用ウィンドジャマー「SWS-PX」の試作品も参考出品されていた。現時点ではアツデンのWebサイトにも掲載されていない開発中のアクセサリーだ。
アツデンではすでに、直径18~22mmのショットガンマイクに対応する汎用ウィンドジャマー「SWS-100」「SWS-200」をラインアップしている。一方、SWS-PXはSGM-PXのサイズや形状に合わせた専用品として開発が進められているという。
展示されていた試作品もSGM-PXに合わせた設計となっており、既存の汎用モデルとは異なる専用アクセサリーとして開発されている。
担当者によると、早ければ2026年内、遅くとも2027年初頭の発売を目指して開発を進めているという。今後の展示会での披露や、正式発表のタイミングにも注目したい。