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日本デジタル・プロセシング・システムズ株式会社(DPSJ)は、動画処理に特化したASICベースのVPUを開発するNETINT Technologies(以下、NETINT)と、ライブ配信やオンライン会議、教育、コンテンツ制作向けの製品を展開するNearStreamの製品について、日本国内での販売を開始した。

NETINT

近年、ストリーミングやOTTサービスの拡大に加え、AIを活用した映像処理技術の普及により、同時トランスコーディングの需要が増加している。一方、CPUやGPUを用いたエンコード・トランスコード環境では、高品質な映像を大量に処理するために多くのコンピューティングリソースが必要となり、消費電力やサーバーコスト、設置スペースなどが課題となる。

NETINTは、映像のエンコード・トランスコード処理に特化したASICベースのVPUを展開している。AV1、HEVC(H.265)、H.264などの主要コーデックに対応し、データセンターやクラウドサービス、OTT配信、放送などの映像処理基盤での利用を想定する。一部のVPUではAI処理にも対応する。

取り扱い製品

〈VPUソリューション〉

  • T1M:組み込みシステムや省スペースのエッジ環境向けに設計されたOEM向けVPUモジュール。M.2フォームファクターを採用する。
  • T1U:データセンターなどでのスケールアウトを想定したU.2フォームファクターのVPU。
  • T1A:AIC(Add-in Card)フォームファクターを採用し、性能や熱管理を重視する環境向けのVPU。
  • T2A:2基のVPUチップを搭載したAICで、高い処理密度とストリームあたりのコスト効率を重視する大規模環境向けのVPU。

〈ビデオコーディングサーバー〉

  • Quadra Video Server:高密度な映像処理やデータセンターでの導入を想定した1RUのエンコーディングサーバー。
  • Quadra Mini Server:エッジ、地域拠点、開発・検証環境、小規模な映像制作・配信システムなどを想定したハーフラック1RUのコンパクトなエンコーディングサーバー。

NearStream

NearStreamは、ライブ配信や映像収録向けのカメラ、マイク、オーディオミキサーなどを展開する映像・音響機器メーカーである。クリエイターや教育機関、企業などに向けた配信・収録ソリューションを展開している。

取り扱い製品:VM20 Pro

VM20 Proは、ポッドキャスト、ライブ配信、教育、イベント、ビデオ制作などを想定した4K対応ストリーミングカメラである。1/2型50MP Sony CMOSセンサーと10倍光学ズームを搭載し、MicroSDカードへの記録、8基のMEMSマイクによるマイクアレイ、USB-C、HDMI、RJ45による映像出力・伝送に対応する。RTSPによるネットワーク配信や、NA20を使用したワイヤレスAV伝送にも対応する。

従来のVM20が搭載する1/2.8型8MP CMOSセンサーに対し、VM20 Proは1/2型50MP Sony CMOSセンサーを採用した。センサーの大型化と高画素化に加え、HDRや3Dノイズリダクションにも対応する。USB-CおよびRJ45では最大4K/30p、MicroSDカードへの記録も最大4K/30pに対応する。HDMIおよびワイヤレスAVの出力は最大1080p/60pとなる。

北陸放送機器展2026に出展

富山県で開催される「北陸放送機器展2026」では、「SDIからIPへ 失敗しない次世代映像ネットワークの設計」と題したセミナーに、同社の取締役COO・井上氏が登壇する。

映像制作・配信の現場で進むIP化をテーマに、ネットワーク構築時に起こりやすい問題やトラブルシューティングについて解説する。セミナー内ではNearStreamのVM20 Proも紹介される予定だ。