Vol.152 ソニーのVlogカメラが進化!Vlogerから見た「 VLOGCAM ZV-E10」5つのポイント[OnGoing Re:View]

先日ソニーから、新しいVlog向けカメラ「VLOGCAM ZV-E10」が発売されました。今回はVlogerである僕、大川優介から見たZV-E10のポイントを、Vloger目線でご紹介したいと思います。

VLOGCAMとは

はじめに、製品名にある「VLOGCAM」とは何なのか?という部分について、簡単に説明します。

VLOGCAMとは「Vlog撮影に特化した機能を強化したカメラ」のことです。今回ご紹介するZV-E10は、オートフォーカスが高性能だったり、背景のボケ有無をワンタッチで切り替えられたり、美肌効果などが搭載されています。

VLOGCAMを使うことで、より魅力的なVlogが撮影できます。では早速、5つのポイントをご紹介します。

5つのポイント

1.一眼ミラーレスなのにコンパクト

ZV-E10は「レンズ交換式のミラーレス一眼カメラ」です。Vlog向けカメラといえば、昨年ソニーが発売したZV-1など、持ち運びやすいコンパクトなカメラをイメージすると思います。一方で一眼ミラーレスカメラは、大きくて重いイメージがあるのではないでしょうか。

しかし、ZV-E10は一眼ミラーレスですが、ZV-1とさほど変わらない大きさです。Vlog撮影において、やはり持ち歩きやすいサイズなのは嬉しいです!

2.レンズ交換式で広がる表現

ZV-E10はとてもコンパクトなカメラですが、レンズ交換式のおかげで幅広い動画表現が可能です。動画初心者の方にはレンズの話は少々難しいかもしれませんが、レンズが違うと表現の仕方がまったく異なります。

例えば、広角レンズで景色を広くよく見せたり、望遠レンズで遠くを撮ったり、単焦点レンズで主役を引き立たせるなど、レンズが交換できることでVlog表現の幅が広がります。

3.APS-Cセンサー搭載

ZV-E10には、APS-Cサイズのセンサーが搭載されています。これは、一般的なスマートフォン用センサーと比べて約10倍の大きさのセンサーです。

センサーサイズが大きいことで、光をカメラに取り込む量が増え、映像の美しさやカラーグレーディングのしやすさが向上したり、暗い場所でも綺麗に撮影しやすくなります。

最近はスマートフォンのカメラもかなり高性能になってきましたが、ZV-E10ならスマホとはまったく違った映像表現ができます。

4.優秀なオートフォーカス

これはZV-1にも言えることですが、やはりソニーのカメラはオートフォーカス(AF)が素晴らしいです!動画撮影中もピントを追ってくれる「リアルタイム瞳AF」や、商品レビューモードなどはVloger目線で見ても嬉しい機能です。

5.より高音質になったマイク

Vlogにおいては、映像だけではなく、音声も大切です。Vlogは視覚と聴覚で、自分の環境をログに残すものです。また、Vlogではアクティビティをしながらの撮影も多く、ウインドノイズなどが入りやすいです。

ZV-E10はマイクの構造を見直して、よりクリアな録音が可能です。さらに付属のウインドスクリーンを取り付ければ、風切り音をしっかり低減します。

他にもVlog撮影の便利機能がたくさん

Vloger目線で見た主なポイントは以上ですが、ZV-E10には他にもVlog撮影に便利な機能がいくつもあります。

例えばバリアングルモニターです。Vlog撮影では自撮りと他撮りを頻繁に繰り返すので、この回転可能なバリアングルモニターが使いやすいです。

また、手ブレ補正も搭載されています。Vlog撮影では歩いたり走ったりすることが多く、手ブレが起こりやすくなります。揺れがひどいと、動画のメッセージが伝わりません。

また、ここまで動画についてでしたが、ZV-E10は写真もしっかり撮れます。写真も盛り込んだVlog表現で、思い出を綺麗に残してみてください!

おわりに

Vlogは、大切な思い出を残すものだと思います。カメラが使いづらいと、その一瞬を逃してしまいます。より綺麗に思い出を残したい方に、おすすめのカメラです。「動画は初めてだけど、スマートフォンよりもっときれいな映像表現がしたい」という方でも、安心して使ってもらえると思います。

僕のYouTubeチャンネルでは、実際にZV-E10で撮影したレビュー動画を公開していますので、参考にしてみてください。

WRITER PROFILE

大川優介

大川優介

映像作家、サロン運営者。企業家としての顔も持ち、映像や動画を軸としながらも、後進の育成やプロダクト開発にも力を入れている。