いざ向かう、ラスベガスへ!
準備万端!これからNAB (National Association of Broadcast )に参加するべく今年も一路ラスベガスに向かう。NABは、文字通りテレビ局やラジオ局向けの放送機器メーカーなどが一堂に集まる展示会。
毎年米ネバダ州ラスベガスのラスベガス・コンベンション・センターで開催される。カジノとショーの街ラスベガスは、アメリカ有数の展示会実施の街でもあるのだ。今年は4月11日より17日まで。展示会は14日より開始。実質的に会場が賑わうのはこの日からになる。
今年度はAvidやAppleの不参加など盛り上がりに欠けるのでは?と予想されたが、続々とそれを上回る、NAB2008出展のリリース情報が既に手元に届いている。
現にブースを出さないAvidやAppleもパーティーや個別セッションで対応するという情報が届いている。NABは、何がが出てくるか未知数の4日間である。今年はなにが注目となるのか?H.264などに始まるコーデックやデジタルサイネージそしてワークフローの変化などなど映像界の指針を図るこの展示会、実際に会場に向かわないとその瞬間には立ち会えない。
さて懲りずに毎年この季節に海を越えNABに出かけるのか?今や最新情報を得るには、インターネットで十分だし、新商品も事前に発表されることが多い。
でも出かけていくのは、やはりこの時にしか会えない人や情報に会いに行くことが大きい。
もちろん展示会での取材も大事だが、本当に大事な事はパーティーにある。そして今年も事前情報には目もくれず、パーティー情報獲得に問東奔西走する日々が始まるのである。しかし、今年から、これまでNAB2006,NAB2007と年代を銘打っていたものを、今年から”NABSHOW”と名前を変え(今年は2008 NABSHOWが正式名称。ということでNAB2008という単語がどこにもない!)、ロゴデザインも一新された。何か理由があるのか、気になるところだ。
悩みの種それは移動。以前10の掟でも触れたが、NAB会期中一番頭を悩ますのが移動だ。ラスベガスでは、よほどの人でない限り、距離感覚が狂う。
「あ、結構近いじゃん」と目測し、歩くことしばし、ぜんぜん目的地に近づかない。目の前に見える大きなホテルも一向に近づいてくれない。目抜き通り位置するホテルのほとんどが2000室を超える大きなホテルばかり。
その奇抜さで話題を集めるラスベガスの建物は、縮尺が狂っている。出費は痛いが、移動はやはり迷わずタクシーに乗り込もう。当然近いと思い乗り込んでも遠いのだが…。歩くと思いのほか時間がかかる。一日会場の歩行距離も含め3km以上は歩いているのではないだろうか?
さて会期前の今日は、会場でレジストをおこうな予定だ。
展示会の始まるまで日々は、プレスカンファレンスとパーティーのハシゴで情報を入手していこうと思う。
事前に情報が手に入 るプレスカンファレンスでは、各社、行き届いたホスピタ リティーがうれしい。簡単な食事とノベルティーグッズが支給されるのもうれしいが、点在する各ホテル間を結ぶシャトルバスが身に染みる。移動については本当深刻なのだ。ラスベガス広すぎるぜ!
パナソニックの会場バナーに近寄ってみると、なんとVARICAMロゴとP2HDロゴが共存しているカムコーダーが…!まだ発表前だが、ヴァリカムHD1登場らしい(まだPanasonic未発表)。これはスクープだ。もともと想定されているラインナップかもしれないがこうやってNAB2008会場に掲げられ、現実味を帯びてくることはうれしい限りだ。ますます明後日からの展示に期待なのである。