PRONEWS RADIO Vol.01

※併せて聞くと効果あり!

今蘇る赤い衝撃DVX後継機種現る!

石川幸宏

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開催前からの話題が溢れ、活況を呈している今年の2015 NABSHOW。各社からの新製品情報が溢れる中、エキジビション(展示会)初日を迎えた。 今年は次々と発表される幾多の新型カメラのなかで、ひときわクリエイターや映像制作者の注目を集めたのは、パナソニックから突然発表された新型ハンドヘルド型4Kカメラ“AG-DVX200”だろう。

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いま現役でビデオ制作に関わる30〜50代の中堅世代にとって、「DVX」の称号は誰もが心揺さぶられるものがあるのではないだろうか?2000年代初頭に登場したデジタルビデオカメラ、AG-DVX100は、初の24p収録、シネガンマ搭載、ライカレンズの採用など、ハンディカメラで誰もが映画が撮れる時代がやってきたこと、そして個人の映像クリエイティビティを拡げてくれた、まさにデジタルビデオカメラの名機だった。あれから10年以上の時を経て、あの「DVX」が4K&V−Logを伴って「THE DVX 4K」として帰って来た!しかも筐体にはこれまでの同社のイメージを一新する「クリムゾンレッド」と称される、赤の操作パネル部分が際立ち、カーボン模様の黒部分とのコントラストはある種の品格すら感じる。

パーソナルなパワーとメインストリームが、より密接感を持って新たなコンテンツを生み出すための、まさに“次世代DVX”の登場、そんなメッセージとも受けとれた。価格は5000ドル以下、発売は今秋を予定しているそうだが、広いジャンルの映像クリエイターにとって、久々に所有欲をそそられるビデオカメラの登場なのではないだろうか?

会場で見つけたお宝三選!

岡 英史

今年で5回目のNABshow。最初は何もわからず圧倒されていたが、今ではさすがに余裕ができた。では今年は?今回のNABは日本からの刺客が少ない(笑)。その中で今日の目玉?的な物を三つ上げてみた。

■Blackmagic URSA Mini
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本体価格約$3000はかなり驚異的だ、しかも4Kでの撮影ができる。正直昨年登場したURSAは日本人には大きくて重い印象のために、なかなか普及することが困難だと思われた。このミニのサイズ感なら話は別だ。Cinema EOS C100mkⅡと殆ど同じような筐体容積と担ぎやすいそのショルダースタイルは中々好感が持てる。そのハンドルデザインも含めてFS7にも近いが価格的にはC100mkⅡだ。実際の現場で使って見ないと正直な所は判らないが、もしかしたらC100お疲れ様!的な可能性もあるカメラだと感じた。実はこのURSA Miniに付いているViewFinderは別売の物。この部分はしっかりと汎用性もある様なので他のカメラにも応用が利く。デザイン的にも悪くないので、この製品が一般販売されたらかなり面白いはずだ。

■Manfrotto unveils Digital Director
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マンフロット新製品は三脚等のガジェットではなく、電子制御を主にしたもの。iPadの高解像度ディスプレイを利用したEOSの外部モニター。しかしただ外部出力をするだけではなく、カメラコントロール(アイリス・ISO・SS・プロファイル)の全てをタブレット上で出来る。接続はWifi等の不安定な無線ではなくカメラとは有線で繋がるので誤作動はかなり少ないはずだ。今のところEOS等、DSLRのコントロールとなっているがロードマップ的には早い時期にSONYのLANC(及び互換)やPanasonicのリモート端子にも対応する予定、これが出来るとハンドヘルドの立ち位置がまた大きく変わるかも知れない。日本での販売価格はまだ未定だが筆者的には5万円前後では無いかと思っている。

■SmallHD-Sidefinder
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SmallHDシリーズから新たに登場した500シリーズ。5inchモニターながらフルHDのレゾリューションは驚異的で、これなら大判撮像素子のシビアなピントにも対応しやすいはず。さらに今回はミラーでの反射型のスコープを取り付けEVFとしての活用も出来るようになった。EVFモードでの運用時の解像度は1366×768となりその運用形態にそって変化する。もちろん3D-LUTにも対応してるのでLog等を使う制作の現場でも十分に使えるだろう。

■総評

今回は各メーカーとも何かしらの新製品や隠し玉を発表している。初日のNABは未だ双方とも様子見の段階なので明日以降でどんな物が飛び出してくるのか非常に楽しみだ!!


[BUDDIES NAB2015攻略記] Day02