毎年4月、ラスベガスで開催される世界最大の放送機器展「NAB Show」。その最新技術の日本国内内覧会を、これまでPRONEWSでは「After Beat」と題してレポートしてきた。2025年も受け継ぎ、「After Beat Exhibition」として、業界の最先端をお届けする。

「After Beat」とは本来、音楽にグルーヴと推進力を与えるリズム用語である。本特集ではその意味を比喩的に捉え、メインストリームの次に来る「未来の潮流」、業界を根底から支える「原動力」、そしてクリエイターたちの「創造性の鼓動」といった複合的な意味を込めた。

このレポートを通じて、めまぐるしく変化する映像業界の今、その先に広がる未来を垣間見ることができれば幸いである。

特集INDEX


●Vol.01
富士フイルム「プロジェクター内覧会2025」レポート。超短焦点プロジェクターの4K対応モデル「ZUH6000」を初公開


富士フイルムが「プロジェクター内覧会2025」を開催し、4K対応の超短焦点プロジェクター「ZUH6000」を世界初公開した。最新DLPチップ搭載で高精細な映像を実現し、色再現性も大幅に向上。2台のマルチプロジェクションによる400インチの大画面デモも披露され、プロジェクターならではの「人に優しい」映像美と、没入型空間演出への高い可能性が示された。
2025年5月24日公開

●Vol.02
NHK、「技研公開2025」開催。未来のメディア体験を拓く研究成果


NHK技研が「技研公開2025」を開催。「広がる つながる 夢中にさせる」をテーマに、30K360°カメラやシーン適応型カメラなど、未来のメディア体験を拓く最新の研究成果18項目が公開された。ARグラスや多感覚提示装置を用いたイマーシブ体験も披露され、新たな視聴スタイルの可能性が示された。
2025年6月7日公開

●Vol.03
アーザスら3社、「stYpe製品内覧会2025」レポート。次世代カメラ・オブジェクトトラッキング技術に注目


アーザスら3社が共催する「stYpe製品内覧会2025」が開催され、次世代のカメラ・オブジェクトトラッキング技術が披露された。光学式トラッカー「RedSpy」やその廉価版「BlueSpy」、マーカーレスとのハイブリッドシステム「Watcher X」に加え、オブジェクトや人物を追跡する「Follower」や「AI GLUE」、高機能レンダリングソリューション「StypeLand」などが国内で初めて公開された。
2025年6月24日公開

●Vol.04
「FOR-A CONNECT 2025内覧会」レポート。FOR-A IMPULSEやHVS-Q12、LED/バーチャルソリューションまで、次世代制作環境を展示


朋栄が内覧会「FOR-A CONNECT 2025」を開催。オンプレミスとクラウドにまたがるライブ制作プラットフォーム「FOR-A IMPULSE」や、大規模運用に対応する新スイッチャー「HVS-Q12」、LEDウォールを活用したバーチャルプロダクション環境など、次世代の映像制作を支える最新ソリューションが一堂に展示された。
2025年7月1日公開

●Vol.05
ソニー、「Creative Solution Showcase 2025」開催。マーカーレストラッキング「OCELLUS」からAI活用、最新カメラまでソリューションの全貌に迫る


ソニーが内見会「Creative Solution Showcase 2025」を開催。ハンディカメラPXW-Z200のアップデートや、企業広報向けのαシリーズとクラウド連携などを紹介。バーチャルプロダクション分野では、VP向けLEDディスプレイ「VERONA」や、屋外でも高精度なCG合成を可能にするマーカーレストラッキングシステム「OCELLUS」を国内初展示し、映像制作の新たな可能性を示した。
2025年6月24日公開

●Vol.06
Blackmagic URSA Cine 17Kタッチ&トライイベント開催。65mmセンサーの描画とレンズの相性を検証


Blackmagic Designが「URSA Cine 17K」のタッチ&トライイベントを開催。購入可能な価格帯で登場した話題の65mmセンサー搭載シネマカメラと、多様なレンズとの相性を検証できる貴重な機会となった。マミヤの中判リハウジングレンズのほか、一部のフルサイズ用レンズも実用可能であることが確認された。
2025年7月31日公開