映画撮影の現場では、マットボックスやフォローフォーカス、ビデオアシスト用のモニター、ロングビューファインダーなどカメラ本体に様々なアクセサリーを装着することが多い。必然的にこうしたアクセサリーを装着するための金物(取り付けのためのアダプターなど)が開発されて使われている。小型ビデオカメラもこうした映画スタイルで撮影する機会が出てきており、数年前から普及している。
実際NAB会場内でもカメラメーカーを初めとして様々なところで目にする機会がある。もちろん、小型カメラだけでは見栄えがしないというディスプレー的な要素もあるだろうが、マルチパーパスに作られたものほど専門的に使いこなすにはそれなりにアクセサリーが必要になるという事情もあるようだ。
小型ビデオカメラ用に限ってみると、この分野ではRedrock microとZACUTOが熱心に開発しており、カメラメーカーのブースでもこの2社の製品を使っていることが多い。もっとも大人の事情ということもあるかもしれないが…
Redrock micro
キヤノンEOS 5D Mark IIにもすでに様々なアイテムが… |
一眼レフというよりも、シネカメラのようである |
ZACUTO
肩乗せ式のENGカメラだが、この状態で肩に乗せて撮影するにはかなりの体力が必要 |
小型ビデオカメラにDOFアダプターを装着。映画スタイルでの撮影システム |
ELEMENT TECHNICA
3D撮影用のアダプター |
VIEWFACTOR
RED ONE2台使用の3D撮影システム。ワイヤレスのフォローフォーカスで2台のレンズ連動して操作 |