CRTを採用したモニターはすっかり姿を消し、そのほとんどがLCDモニターになっている。ソニー、パナソニック、JVC、池上通信機、アストロデザインといった日本でもなじみのある大手のほか、モニター専業メーカーも各社派手な展示を行っていた。

これは、LCDモニターの小型軽量や低消費電力、メンテナンス性といった長所によりが市民権を得たというだけでなく、キーディバイスであるLCDのパネルがようやく潤沢に業務用のようなロットの少ない業界にも出回るようになったということであろう。

会場では様々なサイズや解像度のモニターが並んでいたが、大別するとラックマウントタイプとカメラとともに使うことのできるポータブルタイプの2つに分かれる。SEDやFEDを採用したモニターも期待していたが、残念ながらFEDはNAB開催直前に頓挫してしまったので、今年は見ることができなかった。

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画面内に波形モニターや各種情報表示が行えるDual Link/Waveformシリーズと1画面を4分割表示できるQuad Viewerシリーズ。いずれも17インチと26インチがある(Marshall Electronics)

野外使用に適した表面処理を施したモニターシリーズV-LCD651ST。背面に各種バッテリーを装着可能(Marshall Electronics)

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各種モニターを並べたTVlogicのブース

HD/SD-SDI入力に対応したマルチフォーマットLCDモニター(TVlogic)

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波形モニター表示可能なWohler RMシリーズ。画面サイズは15/17/20インチの3種類がある

左側の画面はタッチパネル、小さな画面がスイッチ仕様。その画面を触れると右の画面が切り替わる(Wohler Touch-it Digital)

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編集部

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