スナック永子がついに6周年を迎えました!感謝感激!今回はAR三兄弟の全面協力のもと、「こんな人と仕事がしたい」「こんなクリエイターを探している」「結婚したい」「恋がしたい」「融資しろ」などなど、様々なパッションを抱える者たちがお見合いをする「AR DE パンチDEデート システム」を導入!持ち込まれたニーズとは!果たしてカップルは成立したのか! 詳細は追ってブログでお届けするとして、このコラムでは、映像作品を持参の上で参戦してくださったクリエイターたちをご紹介したいと思います。

寺田創一「Omodaka」

1人目はサウンドクリエイター寺田創一氏率いるテクノ×民謡×映像プロジェクト「Omodaka」。寺田家の由緒正しき家紋「沢瀉(おもだか)」より命名されたこのプロジェクトは、巫女に扮した寺田氏がありとあらゆるゲーム機材を駆使してプレイする奇抜なライブスタイルで国際的な人気を博しています。

Omodaka Live (Trash Kawaii Club @ Paris)

また、現在まで多数の佳作MVを輩出。牧鉄平氏パワーグラフィックスなど、若手映像作家とのコラボも人気です。今回はひらのりょう氏による新作アニメーションMV「Hietsuki Bushi」を売り込みに来て下さいました。

Omodaka「Hietsuki Bushi」

なんとも不思議な世界観! ひらのりょうさんの作品を見たい方はご本人のYouTubeチャンネルをチェック!

ショウダユキヒロ

2人目は若手映像作家、ショウダユキヒロ!2010年に行われたライブ形式のワールドワイドデザインバトル「Cut & Paste」のモーションデザイン部門にて、チャンピオンの栄光に輝いた期待の国際派クリエイターです。

Cut & Paste 受賞作品 「GAINING INDEPENDENCE」
GAME OVER

パッと見て、すぐに意図が分かる「わかりやすさ」がショウダ作品の持ち味です。彼は他にも坂本龍一教授のドキュメンタリーフィルムやオリジナルショートフィルムなどを手がけています。

Short Film「blind」

ガスマスクを装着し、放射能汚染された日本を生きる人々。マスクをつける者など1人もいない現実。『現実に目を閉ざすものは、未来に盲目である』というメッセージが胸に突き刺さります。ショウダ氏は現在、ショートフィルム制作に全財産をつぎ込んだせいで金欠とのことで、仕事絶賛募集中!

サカクラカツミ

最後は、日本の伝統文化を取り入れたダンススタイル「ORIENTARHYTHM」の伝道師、サカクラカツミ氏をご紹介いたします! まずは制作に2年の月日を費やした入魂の作品をご覧下さい!

ORIENTARHYTHM + Nobuyuki Hanabusa 「KAGEMU」

ライブパフォーマンスとプロジェクションマッピング(CG制作:ハナブサノブユキ氏)を掛け合わせた脅威の作品! 海外のメディアからも絶賛の嵐!イタリアの歌手がサンレモ音楽祭にてこのパフォーマンスを勝手にパクり、それを見たビヨンセにさらに勝手にパクられるという秀逸なエピソードを持つサカクラ氏、まさに生きるレジェンド!プロジェクションマッピングという名の「ただのプロジェクター出し映像」が横溢する世の中で、自らの身体を駆使し、映像の意義とパフォーマンスの精度の両者を高める勇姿に拍手喝采! 現実を拡張するって、こういうことですよね。

三者三様、駆け足でご紹介いたしましたが、なんだかもったいない!それぞれの作品、表現者に、今後は焦点を絞って書きたいです。さらには、ひらの氏が広告映像を手がけたどうなるか。ショウダ氏が長編映画を撮ったらどんな作品が仕上がるのか。サカクラ氏が日本のミュージシャンとコラボするなら、誰がいいだろうか。三者を活かしてWEB広告を作るとしたら。すっげえ勝手に夢が広がる!と、いう訳で、永子は今後、お見合いおばちゃん活動に本腰を入れてまいります!

WRITER PROFILE

林永子

林永子

映像ライター、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。「スナック永子」やMV監督のストリーミングサイト等にて映像カルチャーを支援。