米Avid Technology, Inc.(Avid社)は、編集からコンポジット、ペイント、グラフィックが統合したオールインワンシステム、Avid® DS のバージョン10を発表した。 新バージョンでは、ターンキーに新しくデュアル・グアッドコア3.0GHzCPUと、NVidia QuadroFX 3700 (G92 GP)が搭載されたHP xw8600に対応。この高性能のプラットフォームにより、機能のリアクションのパフォーマンスが向上する。 Avid DSは、非圧縮10-bit HD、Avid DNxHD®コーデック、SDの各フォーマットでのマルチストリーム再生や、2Kリアルタイム再生、HD-RGB、2K/4Kファイルベース編集と、すべてのフォーマットでのフィニッシング、マスタリングをサポートする。 新機能としては、720p23.98のシーケンスをそのままSDI出力したり、1080p23.98にクロスコンバートしたりすることが可能になった。ポストプロへの機能改善としては、LUT(Look-up Table)の管理ツールを改善、コンフォーム機能の改善などが見られる。 また、Filmlight RGBAといった、RGBまたはRGBAファイルのサポート等を含めた、DPX 2.0の機能もサポートする。Avid Media ComposerやAvid Symphony システムからのAFEファイルをもとに、DPXをコンフォームすることも可能となった。これらの新機能で更に効率的にプロジェクトを管理することができ、プロジェクトの幅も広がる。 Avid DS 10は2008年9月に出荷予定。価格は8,800,000円(税抜)より。