NTTエレクトロニクス株式会社(神奈川県横浜市)は26日、同社製AVC/H.264 HDTV/SDTV対応エンコーダ/デコーダ「HV9100シリーズ」が、2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会のHD中継用コーデックとして採用されたと発表した。
南アフリカで開催される2010年FIFAワールドカップでは、世界各国の放送局の拠点となるIBC(国際放送センター)へ各スタジアムからの中継映像を伝送する際に、Sentech社の衛星通信が使われるが、HV9100シリーズは、試合が行われる南アフリカ各地の全10スタジアムに設置され、Sentech社によるIBCへの素材伝送に使われるという。
HV9100シリーズを採用した中継システムは、2010年FIFAワールドカップのプレ大会として、2009年6月14日から28日に開幕されたFIFAコンフェデレーションズカップ2009から運用が開始されている。
なお、本製品は9月11日から15日にかけてオランダ・アムステルダムにて開催される国際放送機器展「IBC2009」に出展される。ブース番号は1.D35。