株式会社メディアキャスト(東京都渋谷区)と、株式会社CRI・ミドルウェアは、東芝製メディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine (スパーズエンジン)」を搭載したデジタル放送用リアルタイムHDエンコーダシステムの試作機を共同開発した。
今回発表したリアルタイムHDエンコーダシステムは、「Cell Broadband Engine (Cell/B.E.)」の技術を継承した東芝製高性能メディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine」を搭載しており、コンポーネントやHDMIなどの各種ビデオ信号を地上デジタル放送規格(ARIB STD-B32)に準拠した、リアルタイムエンコーダシステム。SpursEngineを搭載したWindowsPCベースのシステムであるので、安価なリアルタイムHDエンコード処理を実現できるという。
Cellは、IBM、SONYグループ、東芝が共同で開発した高性能プロセッサ。マルチコアの超高速データ転送能力により、大容量メディア・アプリケーションを扱うデジタルメディア機器等での応用が期待されている。尚、試作品は、18日から開催されているInter BEEにて、メディアキャストブースで参考展示されている(ブース番号6405)。