米StudioGPU社が開発している3Dワークフローの能率化を図るソフトウェア「MachStudio Pro」の最新バージョン1.4の出荷が開始された。

MachStudio Proは、プログラミングレスでGPUパワーを使える高速レンダラー。デザイナーでも操作できるGUI、そして高品質なシェーダーとマテリアルパイプラインを有し、プロダクションパイプラインの最も時間のかかる処理を効率化する。

新バージョンでは主に、物理的カメラ操作の向上をはじめ、アドビPhotoshopファイルのレイヤーに直接データをエクスポートできる機能、マテリアルのIDレンダラー、プロジェクトライトにプロシージャルランプ・テクスチャを生成、パイソンプログラミングに対応できるようになった。

最新バージョンは、ハイエンド・ワークステーションに搭載されているほとんどのグラフィックカードに対応でき、特にAMD ATI FirePro V8750グラフィックカードが搭載されたシステムでは、リアルタイムでのモザイクやディスプレース・マッピングが可能になるという。また同時にオートデスクのSoftimageでも、MachStudio Proの最新バージョンにエクスポートできることが発表されている。

MachStudio Proは、先月2月末に開催されたVESアワードにおいて、ABCの「V」とCBSの「CSI」番組製作で受賞したZoic Studioで採用されている。尚、同製品の日本販売代理店のダイキン工業株式会社では、大阪オフィスにて3月26日(金)にセミナーを開催する。詳細およびセミナー参加申し込みについては同社WEBサイトに紹介されている。