米Adobe Systemsは、Flash Platformによるメディアストリーミングに新たなプロトコルをサポートする「HTTP Dynamic Streaming」と、Flash 上のメディアプレーヤーを開発するためのフレームワーク「Open Source Media Framework(OSMF)」を発表した。
HTTP Dynamic Streamingは、既存のWeb サーバーに加えるだけで、HTTP プロトコルを使 用した標準のMP4 ビデオのストリーミング配信を可能にする技術。H.264 やVP6 など、Flash Platform が現在サポートするメディアコーデックに対応し、ライブ配信(2010年秋以降)やオンデマンド配信を、既存のWebサーバーからできるとしている。HTTP Dynamic Streaming で配信されるコンテンツの視聴には、Flash Player 10.1やAdobe AIR2、またはOSMF (Open Source Media Framework) を使って開発された再生環境必要となる。また、Flash Access2.0(日本で は今夏正式発表予定)と一緒に利用することで、コンテンツ保護を加えたコンテンツ配信も、 Flash Player 上で実現可能だ。
なお、HTTP Dynamic Streamingを可能とする2つのコンポーネントは、無償で専用Webサイトからダウンロードできる。