スイスに拠点を置く、3Dバーチャル・スポーツグラフィックス技術を開発するLiberoVisionはIBC2010にて、最新のスポーツ審判向けバーチャルリプレイシステムを展示する(ホール2、スタンド番号C19)。
同社のシステムはESPN、NBC、BBC、ZDF、スカイ・イタリヤやテレビサといった、スポーツ中継放送をする放送局に採用されている。今回、ブースにて展示するシステムは、サッカー試合放送向け「Libero Offside」という、瞬時にオフサイドシーンをリアルな3Dグラフィック化にして審判が判断できるように再生するもの。同社が特許申請しているイメージ生成技術により、ハイクオリティでリアルなバーチャルアニメーションのリプレイを実現するという。中継カメラからのフィードソースを3Dカメラでキャプチャしたかのように瞬時に3D化する。
このオフサイド審判向けのシステムは、独ZDFテレビが放送したワールドカップでのメキシコ対南アフリカ戦で、カルロス・ベラ選手のオフサイド判定の解説でも活躍した。