ローランド株式会社は、AMEI(社団法人音楽電子事業協会)とMMA(MIDI Manufacturers Association Incorporated)が制定した、電子楽器で映像をコントロールする世界共通規格、MIDI Visual Controlに対応する製品を今後、開発、拡充していくことをアナウンスした。

電子楽器と電子楽器をつなぐ規格であるMIDIに追加される新規格MIDI Visual Controlは、ケーブル1本で電子楽器と映像機器をつなぐだけで、楽器演奏に連動した映像の切り替えや、映像の再生スピード、色や形のコントロールを実現するもの。

同社は、2002年に電子楽器の演奏で映像をコントロールする独自機能、V-LINKを開発し、2008年にはの仕様を無償公開することで、業界標準化を推進してきた。MIDI Visual ControlはこのV-LINKを元にし、すべてのメーカーが使えるように汎用性を高めた規格である。