米Avidは現地時間2月15日、編集システムの最新バージョン「Media Composer 5.5」、「NewsCutter 9.5」、「Symphony 5.5」を2011年3月上旬に出荷開始すると発表した。これら編集システムの最新バージョンでは、オープン・メディア・ソリューションを基に、機能強化、サードパーティ製ハードウェアと外部コントローラーサポートの拡大、そして対応フォーマットが拡張された。
Media Composer 5.5のメーカー希望小売価格は通常版が税込み231,000円、アカデミック版が税込み31,500円を予定しており、いずれも正規ディーラーより販売される。
主な新機能は以下のとおり。
- Media Composer及びNewsCutterでのAJA Io Expressによるキャプチャー、モニタリング、アウトプットのサポート
- Avid Nitris DX AVC-Intraビデオ・アクセラレーターによる、パフォーマンスの拡張を実現
- International Character Set (ICS)で日本語と中国語をサポート
- 検索機能の強化及び音声検索オプションAvid PhraseFind (powered by Nexidia/有償オプション)により、 クリップとプロジェクトの管理を効率化
- EUCONサポートにより、Avidコントロール・サーフェスAvid Artist Control、Artist Transport、Artist Mixを統合
- Avid Nitris DX AVC-Intraビデオ・アクセラレーターにより、Panasonic AVC-Intra素材の処理速度を向上
- Sony HDCAM SR LiteのAMA(Avid Media Access)ネイティブ対応。テープベース・フォーマットをギガビット・イーサネット経由で転送可能。
- Smart Toolにより、タイムラインで直接トランジションの調節が可能。