Avidは、同社製ビデオ編集システムの新バージョン「Media Composer 6」「NewsCutter 10」「Symphony 6」を発表した。発売開始は11月17日を予定しており、販売価格はそれぞれMedia Composer 6が税込み210,000円(アップグレード版:税込み43,050円・アカデミック版:税込み31,500円)、NewsCutter 10が税込み210,000円(アップグレード版:税込み43,050円)、Symphony 6が税込み514,500円(アップグレード版:税込み43,050円)、Nitris DXが税込み472,500円。Symphony 6は、単体のソフトウェア・オプションとして販売され、Nitris DXは、単体のハードウェア・オプションとして販売される。詳細は以下より。
以下、同社リリースより引用
新しい機能
Media Composer 6、Symphony 6、NewsCutter 10は、まったく新しい64ビットのオープン・アーキテクチャに基づき、コアな部分から改良され、パフォーマンス、柔軟性、生産性をより高い水準へ導きます。 またこのバージョンでは、洗練された新しいユーザー・インターフェースも導入されています。ワークフローをスピードアップしながら、今まで多くのプロがキャリアを築くために利用してきた機能も変わらず保持しています。 さらにこれらのシステムには、サードパーティ製ハードウェアのサポート、Avid Media Access(AMA)によるAVCHDおよびRed Epicのサポート、Avid DNxHD® 444コーデック、Avid Artist Colorのサポートを含みます。 Avidが開発した既存のAMAによってファイルベースのメディアに直接アクセスできます。このメジャー・リリースでは、市場最高のプロフェッショナル向け編集システムとして、特に多編集ワークフローでのクリエイティブで技術的な要求を満たすよう、Media Composer、NewsCutter、Symphonyシステムを強化しています。さらにオープンに、さらに柔軟に
新しいAvidオープンI/Oなら、AJA Video Systems、Blackmagic Design、Bluefish444、MatroxおよびMOTU製の一般的なビデオ・カードとオーディオ・カードをサポートできるため、既に投資したハードウェアを利用して現在のワークフロー構成にAvid編集システムを簡単に追加できます。
Avidのハイパフォーマンスなハードウェア・ビデオ・アクセラレーターであるAvid Nitris ® DX (Avid編集システムに最適化された非常に多目的かつパワフルなビデオ・ハードウェア・システム) をハードウェア単体で低価格にてご購入いただけます。Nitris DXは、1つまたは2つの Avid DNxHDまたはAVC-Intraチップで使用でき、フル解像度でフル・フレームのステレオスコピック・ワークフローに対応します。
Symphonyソフトウェアを使用すると、スタジオ内またはモバイルでの編集作業やカラー作業の柔軟性がさらに高まって選択肢が広がり、設備の性能を高めます。Symphonyはソフトウェアのみのソリューションとして低価格にてご購入いただけます。統合性を強化し、非常に高いパフォーマンスが要求されるポストプロダクションのワークフローに対応
Pro Tools®との統合性を強化したことにより編集とフィニッシングの柔軟性を高め、5.1/7.1サラウンドと広範囲なメタデータ管理により、さらに多くのセッション・データをMedia ComposerからPro Toolsへ転送できます。 さらにAAF相互交換フォーマットで追加のメタデータが使用できます。 また広範囲な5.1/7.1サラウンドもサポートし、AAFの性能を改善したことでPro Toolsと完全に互換性を持たせました。
信頼できる馴染みの編集プロセスを保ちながら、業界標準を定義する新しい3Dステレオスコピック・ワークフローを組み合わせることで、タイトルおよび変換をコントロールして、フル解像度、リアルタイム編集、様々な視点からのワークフロー、さらに深みのあるツールセットを実現します。また、Avidまたはサードパーティ製のフィニッシング・システムに簡単にメタデータをエクスポートでき、グレーディングとハイエンドなエフェクトをご利用いただけます。
ハイクオリティなHDコーデックである新しいAvid DNxHD 444を使用することで、システム・パフォーマンスやストレージを犠牲にすることなく、HD RGB 4:4:4ソースからのフル・カラー情報を保持します。 Avid DNxHD 444なら、可能な限り最高のカラー・ディテールでリアルタイムのHD製作の生産性を大幅に高めることが可能ですので、非常に高いパフォーマンスが要求される制作に最適です。またアーカイブ・フォーマットとしても最適です。新しく追加された編集機能でワークフローのスピードと生産性を向上
Avid Artist Colorコントロール・サーフェスをサポート。ハイ・パフォーマンスなカラー修正をさらに強力に、またさらに柔軟性を高めます。
拡張AMAの使用により、トランスコード、リラップ、ログ、転送プロセスが排除され、編集にかかる時間をスピードアップします。拡張AMAによってAVCHDおよびRED Epicをネイティブ・サポートし、Apple ProResもエンコードできるようになります(Mac OSベースのシステムのみ)。
新しいAvid Marketplaceによりシステム内からThought Equity Motionの映像素材とプラグインにアクセスでき、ワークフローとツールセットの拡張を簡単に迅速に行えます。
新しいCustomer Assist Toolで、アプリケーション内からガイド、ヘルプ、設定情報に直接アクセスでき、質問の答えを素早く見つけることができます。
Media Composer、NewsCutter、Symphonyソフトウェアに付属しているSorenson Squeeze v6.0.4で、エンコードの速度が2.5倍になります。