Blackmagic Designは、同社のカラーグレーディングソフトウェア「DaVinci Resolve」のメジャーアップデートとなる「DaVinci Resolve 9」の提供を7月より開始する。リテール版DaVinci Resolve 9は7月より米$995で販売開始を予定している。既存のDaVinci Resolveユーザーは無償でアップデートが可能となる予定。なお、無償版のDaVinci Resolve Lite 9も7月よりダウンロード開始予定。
DaVinci Resolve 9で新しくなったユーザーインターフェースで、素早くジョブを実行でき、不要なクリックやセッティングを省いてすぐにジョブを開始できるようにデザインされてしており、以下のような改良が加えられているという。
- 新しくスリム化されたプロジェクトインポート、エクスポート、セレクションワークフロー
- サムネイル上からメディアの中身を確認できて、ショットの選択がしやすくなった、メディアサムネイル
- 撮影現場でショットノートを入力できるプロダクションメタデータフィールド
- 撮影現場でアクセスしやすい、より大きくなったカラーコントロールパレット
- パワーウィンドウ、キー、リサイズ、トラッキング、スタビライズ、カメラRAWデータ、データバーンインをコントロールするための、より分かりやすいグラフィカルパレット
- リサイズできるスチルストアをギャラリーページ内のユーザーが名前付けできるアルバムに表示・グレーディングの選択を高速化するための48種類の 「プレビルド・ルック」
その他の新機能として、すべてのカラーコレクションノードにおいての「ログ・グレーディング」、1つのソースクリップにつき最大16チャンネルまでのオーディオ再生サポート、QuickTimeおよびMXFへのオーディオレンダリング、自動オーディオシンク、 クリップデータのバーンイン(焼き付け)、デイリーのバッチレンダリング、ステレオ3Dイメージアライメントツールへの機能追加および高速化、そしてステレオ3Dフローティングウィンドウおよび新しい3Dモニタリングオプションなどが含まれるとしている。