米アビッド テクノロジー社は、2012年夏ハリウッド映画における多くの作品でMedia Composer、Pro Tools、Sibeliusなど同社製品が活用されていると発表した。その中でも、今夏の主な注目作品として『アメイジング・スパイダーマン』、『アベンジャーズ』、『バトルシップ』、『ボーン・レガシー』、『メリダとおそろしの森』、『ダークナイトライジング』、『Lawless』、『マダガスカル3』、『メン・イン・ブラック3』、『プロメテウス』、『ロック・オブ・エイジズ』、『スノーホワイト』を挙げている。今回の発表に伴い、同社CEOのゲイリー・グリーンフィールド氏は次のコメントを寄せている。
(以下、同社プレスリリースより引用)
「弊社のお客様がクリエイティブなストーリーテリングで今夏すばらしい興行成績を収めていることは、私たちにも大きな充実感を与えてくれます」Avid CEOのゲイリー・グリーンフィールドはこう述べています。 「弊社のお客様に実績あるプロ向けビデオ/オーディオ・ソリューションを提供し、世界各国の観客の心を捉え、興行成績に記録破りの大ヒットをもたらす作品制作をサポートできることを誇りに感じています」
また、実際に同社製品を利用しているユーザーからは次のコメントが寄せられているという。
(以下、同社プレスリリースより引用)
『アメージング・スパイダーマン』でサウンド・プロデューサーを務めたシャナン・ミルズ:「『アメージング・スパイダーマン』は、Avidがもたらす映像とサウンドのシームレスな統合なしには実現困難だったでしょう。 ビジュアル・エフェクトが常に変更していたため、部門間でのサウンドと映像のやりとりが必須でした。 Avidが、いとも簡単にそれを実現してくれました。 Avidのツールがなければ、作業を終わらせることは不可能だったに違いありません」
『アベンジャーズ』でエディターを務めたジェフ・フォード(米国映画編集者協会会員):「Media Composerなしには、『アベンジャーズ 』の編集は不可能でした。 この映画を上映にこぎつけるには、膨大なメディアを素早く管理できる優れたインターフェースと機能、柔軟性、クリエイティブなツールが必要でした。 ムヴィオラは別にして、Avidほど優れた編集方法はありません」
『ダークナイトライジング』でエディターを務めたリー・スミス:「世界各国の複数のロケーションで撮影し、Unityシステムに接続されたMedia Composerシステムを最高で7つ使用しました。うれしいことに、システムの動作は完璧でした。 2:40 35mmのIMAXフォーマットでカットすることができ、また別バージョンのトラックを選択するだけで、2:40でスクリーン上映することができました。 これほどまで複雑なフィルムの編集には極めて安定性に優れたシステムが必要となりますが、Avidはその期待にしっかり応えてくれました」