グーグルが開発しているウェアラブルARメガネGoogle Glassの仕様がグーグルの開発チームから公開された。今週から、選考した顧客のみに出荷を開始したという。同社では先行で製品を受け取れる顧客を8000人選んでいる。実際は、製品は手元まで輸送されず、自ら指定場所まで取りにいかなければならない。

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約2.44m離れた距離から25インチのHDスクリーンを観るのと同等の画質を持ち、5メガピクセルのカメラを実装している。動画は720pまで対応。オーディオ出力はイヤフォンを耳に装着する形式ではなく骨伝導技術を使って音を感知するようになっている。メガネ自身には通話機能はもっておらずWi-Fi(802.11b/g)やBluetoothを利用しインターネットアクセスで通話するようになっている。

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メモリは12GBまで使用可能で、Google Cloudストレージも利用可能。気になるバッテリー維持時間だが、普通に利用するだけならば終日充電しなくても使えると説明があるだけで詳細はない。映像を記録したりすればバッテリー消耗は早くなる。充電はMicro USBポートを利用する。

正式出荷は年内に開始されるという。最終的な価格は公開されていないが、デベロッパー向けの価格は1,500ドルであった。

(山下香欧)