株式会社メディアキャストは、デジタルデータ放送用BMLオーサリングツール「Foliage typeA」の新バージョン3.2をリリースした。

最新バージョンは、ハイブリッドキャストと連携したデータ放送コンテンツの開発を支援できるBMLオーサリングツールとなっている。「ARIB STD-B24 5.8」「ARIB TR-B14 5.2」「ARIB TR-B15 6.1」に準拠しており、AITコントロールドアプリケーション連携やVOD連携、スマートデバイス連携などの関数に対応できる。

メディアキャストでは、放送のインタラクティブサービスであるデータ放送が、HTML5ベースのハイブリッドキャストに対してVODなどのネット連携サービスの入り口としての役割になると見ている。また、ハイブリッドキャスト対応の受信機は現在、東芝社製ブラビアブランドのみ。対応受信機が広く普及するまでは、各放送局はハイブリッドキャストとデータ放送の併用運用となるため、双方の連携は必須だ。

Foliage typeA Version3.2の販売価格は、新規購入で598,000円(1ライセンス/税別)、旧バージョン(Version2以前)からのアップグレードは248,000円(1ライセンス/税別)。Version3ユーザーは無償でダウンロードができる。

(山下香欧)