パナソニック株式会社は、4K映像とハイフレームレート映像を記録するための次世代記録メディア「expressP2カード」と、メモリーカード・ドライブ「expressP2ドライブ」を開発した。「expressP2カード」は同社が現在開発中の4Kカメラ/レコーダー「VARICAM 35」およびHDハイスピードカメラ/レコーダー「VARICAM HS」の記録メディアとして使用できる。価格の詳細は未定で、発売時期は2014年秋頃を目指しているという。
expressP2カード「AU-XP0256AG(256GB)」は、VARICAM 35の4K映像(最大120fps)とVARICAM HSのHDハイフレームレート映像(最大240fps)の書き込みを保障しており、従来の「P2カード」と同一の幅・長さで、厚みが1.5倍になっている。
expressP2カードは、最大2.4Gbpsの高速転送と、一般的なフラッシュメモリの誤り訂正では訂正できないセクター / ページ / ブロックの誤りデータを復活させるRAIDシステムと同等の信頼性を実現したとしている。さらに、CPS(Content Protection System)によりカードへのアクセスをパスワードで保護できる。
expressP2ドライブ「AU-XPD1」は、USB3.0(Type B)インターフェイスを搭載し、最大2.4GbpsでexpressP2カードからデータを高速転送することが可能。「expressP2カード」と従来の「P2カード」両方に対応するカードスロット1基を搭載している。OSは、Windows8.1/8/7、MAC OS X 10.7/10.8 / 10.9に対応するという。
なお、2014年4月7日から4月10日(米国時間)の期間中に米国ラスベガスで開催されるNAB2014にて、同製品の動作サンプルを展示する(ブース番号:C3607)。