株式会社シバソクは、2013年末に発売した4K(UHD)テレビ信号発生器「TG4000」のDCI 4K(4096×2160ピクセル50p、59.94p)への対応を発表した。すでに購入しているユーザーは無償でアップデートできるが、ユーザー自身でのアップデートは行えないため、同社営業所での対応となる。
テスト信号には40種類以上のテストパターンを内蔵し、Rec. ITU-R BT.709-5とRec. ITU-R BT.2020のカラースペースに対応。スタジオ用途だけでなくエンコード・デコードの確認や生産設備用途として使用できるとしている。
3G-SDI×4で伝送するデジタルSDI信号は自然画に対応したメインテスト信号の他に、カラーバー専用の出力およびブラック信号専用出力を装備し、1台の設備で4Kのデジタルテレビ信号を4系統使用可能。
10系統のアナログ同期信号発生器に加えゲンロック機能を装備しており、4K対応の中継車や編集用ハウスシンクとしても利用できるという。主な機能は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 3G-SDI×4のメインテスト信号出力を2系統(同じ信号出力)
- 3G-SDI×4のカラーバー信号出力を1系統
- 3G-SDI×1のブラック信号出力を1系統
- アナログ同期信号を8系統
- ゲンロック機能
- 同期信号の位相調整機能
- 自由な画面スクロール、上下・左右分割スクロール機能
- ロゴ重畳機能、ロゴスクロール機能
- 3840×2160(50p,59.94p)、4096×2160(50p,59.94p)対応
- Rec.ITU-R BT.709-5、Rec.ITU-R BT.2020カラースペース切り替え
- 2つのカラースペースを上下分割して同時表示可能
- ユーザ自然画変換ツールを提供