カウントダウンの様子(写真左から須藤修理事長、川上陽子総務副大臣、谷村新司氏、渡辺捷昭名誉会長)

6月2日に、日本初の4Kテレビ放送(試験放送)となる「Channel4K」の開局セレモニーが帝国ホテルにて開催された。4K放送は6月2日の13時より開始した。

140503_channel4K_DSC01699s.jpg

右からソニー、パナソニック、シャープ、東芝、LG電子の65インチ型4Kテレビが並び、放送開始で一斉にチャンネル4Kの放送が映し出された。いくつかのテレビではデコーダー側の調整により、再生に数秒の遅延が発生していた

セレモニーでは、最初にNexTV-Fの渡辺捷昭名誉会長と須藤修理事長が登壇、そして総務省の川上陽子副大臣からの来賓挨拶があった。「一般の家庭でも4K60pという高精細な映像を楽しむことが実現できる日本は、世界の最先端にいる」と強調し、今後も成長戦略としての4K/8Kを推進していくと公言した。

そして昨年に4Kライブコンサートのステージに立ったアリスの谷村新司氏も会場に駆けつけ、放送開始13時へのカウントダウンが行われた。

140503_channel4K_DSC01702s.jpg

ソニーから秋に発売予定の4K放送対応チューナー。モックタイプでまだ外姿のみ(変更される可能性も有り)

ステージ上にはソニー社製の250インチスクリーンが設置され、放送開始の合図と共に4Kコンテンツが投影された。そして会場にはテレビメーカー5社の65インチクラスの4Kテレビが並び、大型スクリーンと同時に4Kコンテンツが再生された。

140503_channel4K_DSC01700s.jpg

AQUOS 4Kレコーダー「TU-UD1000」

4KコンテンツはNHKをはじめ、キー局が制作した4Kコンテンツ、野球やラグビー試合のコンテンツなど。最後にはアリスのコンサートで締めくくった。

140503_channel4K_DSCN1322s.jpg

W杯の4K放送は生中継ではなくなった

また開催間近となったW杯の4K放送についても説明があった。対象は4試合の予定。6月14日の1次リーグ・グループC「日本対コードジボワール」などを放送する予定だが、生中継ではないことが明らかになった。本チャンネルでの放送は、現地試合終了のあと、1~2日おいての録画放送になるとのこと。また年内の再放送についても現在交渉中だという。