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ソニーはIFA2014にて新しいアクションカム「Action Cam mini HDR-AZ1VR(AZ1)」を初披露した。
AZ1は、同梱の新ライブビューリモコンにGPS記録機能を搭載したことで質量が約63gと、現行モデル(HDR-ASシリーズ)よりも約2/3に小型・軽量化を実現した。
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裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”、XAVC Sコーデック、BIONZ X技術と高度な手ブレ補正“SteadyShot”を搭載。現行モデルと同様、レンズは単焦点(F2.8)のカールツァイス テッサーで最高11.9メガピクセルの静止画(対ASは13.5メガピクセル)、最高170度の広角撮影に対応(電子式手ブレ補正ON時は、広角約120度)。
XAVC Sで記録すればフルHD/60pまで対応でき、動きの多いシーンでも圧縮ノイズの少ない高画質な映像の撮影が可能。録画中を認識できるタリーライトだが、ボディの後ろのほかにトップにも用意されていて便利だ。
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モーションLEで被写体の動きをトレースしたように撮影できるモーションLE、カメラを自転車などに逆さまに装着する際に便利なフリップキャプチャ機能などが搭載。また1、5、10、30、60秒のインターバル撮影も現行モデルと同様に可能。
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新ライブビューリモコンでは、最大5台のアクションカムを同時に制御でき、手元でカメラ内ファイルの再生(映像のみ)や削除といった制御ができる。ASでは10倍速再生までだったが、新モデルでは加えて30倍、60倍速での再生ができるようだ。
仕様を比較すると、AZ1にはHDMI出力や音声入力系統が実装されていない。サイズが変わったので、バッテリーも刷新モデルで(NP-BY1)、消費電力は1.7Wと多少セーブ型。チャージ時間(フル)は現行と変わらず4時間程度。AZ1には本体と必要な備品のシンプルセットのほか、リモートキット、バイクキット、ウェアラブルキットが揃う。
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ウェアラブルキット
気になる価格と発売時期だが、ヨーロッパではリモートキットで349EUR(約47,500円)、ソニーUKではプリオーダーを開始しており10月に出荷予定となっている。日本国内は未定。10月の国内イベントCEATECに合わせて発表されるかと予測される。
(山下香欧)
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