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オリンパスはフォトキナで、自由に開発できるカメラ本体を公開した。まだハードウェアもプロトタイプと言われているが、3/4型CMOSセンサーを搭載したミニボックスのPOVカメラで、マイクロフォーサーズのレンズマウントも実装している。
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ソニーのレンズスタイルカメラに似て、本体にはシャッターを切るボタン以外に制御するインターフェイスがなく、Wi-Fi経由でモバイルデバイスから制御する仕組みになっている。筐体上にはホットシューがあるのでフラッシュやファインダーを取り付けることができる。
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プロトタイプのカメラはMITメディアラボ主管で設計され、“カメラ体験をエコシステム化する”をコンセプトに展開していく。今後、モバイルデバイスからカメラ制御するアプリを開発できるSDKを公開する予定。
オリンパスでは、このカメラのコミュニティサイトを開設し、世界一般問わず、プロジェクト参加を呼び掛けている。しかし巷では驚きの声はなく、スパイカメラとして乱用される恐れもあるのではないかという指摘も聞こえている。
(山下香欧)
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