I-MOVIXから、スーパースロー撮影をワイヤレスで実現する、X10 UHD RFウルトラモーションシステムが登場した。

スポーツ中継において、X10 UHDカメラ(Phantom Flex4K)で被写体に接近した超ウルトラスローモーションのインスタントリプレイが実現する。今回、Vislink社の無線トランスミッターと構築したことでワイヤレス撮影が可能となった。X10 UHDカメラのウルトラスローモーションモードで、1080iで秒間2,000コマ(720pでは秒間3,000コマ)というスローモーションのワイヤレス伝送が可能。

150317_ClipOn

VislinkのトランスミッターClip-On 4

VislinkのClip-On 4もしくはLink L1700のトランスミッターシステムを組み込む。カメラオペレーションは中継車に積んだリモートコントロールパネルとジョグリモートから行う。データ用チャンネルが使えない場合は、カメラオペレーターはスタンドアロンモードに変えて、単一ワイヤレスリンク経由で中継車に信号を送ることができる。

150317_X10+UHD+RF-003

バッテリーはAnton BauerかBlueShapeシリーズを使用

Vislinkの無線トランスミッターといえば、最近GoProと提携したことでも知られる。GoProが公式サポーターであるNHLの試合中継放送では、VislinkトランスミッターリグとGoProカメラを取り付けたヘルメットでPOVシーンを中継に取り込み、またX Games Winterではフォローカム(カメラフォロー)として利用されている。

(山下香欧)