オリンパス株式会社は、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した大口径F2.8の超広角ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」を2015年6月下旬に発売する(受注販売)。希望小売価格は税抜170,000円。

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROは、フォーサーズシステムの超広角ズームレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4」の性能をそのままに、小型軽量化を図りながらF2.8の明るさを実現。絞り値F2.8により、今までより1段速いシャッタースピードが使用できる。ほこり、水滴の侵入をガードする11箇所の密封シーリングにより防塵防滴性能を確保。レンズ構成は11群14枚。絞りは7枚。レンズ先端約7.5cm(最短撮影距離20cm)まで被写体に近寄ることができ、最大撮影倍率は0.12倍(35mm判換算:0.24倍)。

DSAレンズ、スーパーEDレンズ、EDレンズ、EDAレンズ、HRレンズなどの特殊レンズを使用し、色収差の発生やコマ収差などを制御。中心から周辺まで光量落ちのない光学性能を実現。ゴーストやフレアの発生を極限まで軽減するZERO(Zuiko Extra-low Reflection Optical)コーティングを使用する事で、逆光にも強いという。前玉の大口径レンズについてはコーティングを最適化することにより、ゴーストの発生を抑制している。

その他にも、AF撮影から瞬時にMF撮影へ切り替え、置きピンも可能な「マニュアルフォーカスクラッチ機構」や、AF停止やカメラボディのカスタム設定に応じた機能の割付が可能なファンクションボタン「L-Fn」機能を搭載している。