富士フイルム株式会社は、6月23日(火)及び24日(水)の二日間、東京・青山の青山テピアにてレンズ製品を中心とした内覧会「フジノン映像機器 内覧会2015」を開催中だ。
同内覧会では、NABにて発表・展示された4K対応2/3インチ放送用ズームレンズUAシリーズ「UA22x8BERD」「UA80x9BESM」などのレンズ新製品や、カラーマネージメントツール「IS-mini」の4K対応製品の試作機などの展示のほか、4K製品の紹介セミナーが行われている。
4Kカメラ対応の光学性能を備えたポータブルタイプの放送用ズームレンズ「UA22x8BERD」。焦点距離広角8mmから望遠176mmと、22倍の高倍率ズームを実現しているという。会場では従来モデルのHDレンズと4Kレンズの比較を行っており、4Kレンズの鮮明さをアピールしていた
4Kカメラ対応の光学性能を備えた放送用ズームレンズ「UA80x9BESM」。80倍の高倍率ズームで広角9mmから望遠720mmまでの幅広い焦点距離を1本でカバー
HD対応のズームレンズ「HA18×5.5BE」。広角側5.5mmから望遠側100mmの焦点距離を1本でカバー
35mm PLマウントズームレンズ「ZK4.7×19」。焦点距離は19mmから90mm。日立国際電気社製の8Kカメラに装着し、8Kを4Kにダウンコンバージョン出力していた
4K対応PLマウントズームレンズZKシリーズの展示
無償でレンズの保守点検を行っていた
レンズの点検コーナーではレンズが分解された状態を見ることができる
会場にはレンズだけでなくカラーマネージメントツールIS-miniのコーナーも設けられていた
現在開発中の4K30p対応「IS-mini H」。HDMI入出力に対応し、画像キャプチャー、静止画表示機能を搭載する。今秋頃には実機が登場するかもしれない
こちらも現在開発中のIS-miniのラックマウントモデル「IS-mini RACK」。4ch入出力対応の4Kカメラ/マルチカメラ撮影用で、放送局向けのようだ。電源は二重化されているので、もし片方がショートしてしまっても駆動し続けるとのこと
セミナー会場では、同社の4K製品への取り組みや、新製品の4Kレンズの紹介が行われていた