ヒビノ株式会社は、同社が取り扱うJBL PROFESSIONALのステージモニター「VTX M Series」を2016年7月25日より発売する。希望小売価格はオープン。
VTX M Seriesは低域ユニットにディファレンシャル・ドライブ技術を採用したステージモニター。2つのボイスコイルで駆動する独自のドライブ方式は、ボイスコイルの放熱に優れており、均一なインピーダンス特性が得られるため、耐入力が増加し高域特性が向上するとしている。
D2コンプレッションドライバーを搭載し、同軸上に配置された上下2つのポリマー製環状ダイヤフラムとフェーズプラグを単一の筐体に結合。それぞれが独立したボイスコイルとネオジムの磁気回路で駆動し、1つの信号に合成して出力する。通常のコンプレッションドライバーと比べ、ダイヤフラムの可動重量を削減できるので、高域特性が広がり非直線性の歪みが低減される。ボイスコイルの放熱が向上により耐入力やパワーコンプレッションも改善しているという。また、イメージコントロールウェーブガイドを採用し、60°×60°のカバレージをコントロール。垂直方向にも水平方向にも一定した軸外特性を実現し、ハウリングの発生を防ぐ。
駆動方式はパッシブとバイアンプのモード切替えが可能。駆動モードと使用チャンネルの選択ができるスイッチを装備し、用途に合わせて必要な出力パワーを引き出すことが可能だ。入力端子はケーブルを出す方向を選択できるよう左右両側面に装備されている。