GoProから、ティザー予告されていたドローン製品「Karma」と、次世代GoPro HEROアクションカメラの姿が同時に公開された。正式な発売日は10月を予定している。
まずはGoPro HERO4の登場から2年ぶりの新モデルとなる「GoPro HERO5 Black」と、昨夏からの更新版「Hero5 Session」。同モデルは「GoPro Karma」のローンチイベントで発表された。
HERO5 Black(HERO5)およびHERO5 Session(Session)ともに最高4K30pの動画撮影が可能。HERO5は、HERO4の後継版として12MPのRAW静止画にWDRの動画が撮れる。2インチのタッチスクリーン式LCDを背面に持ち、GPSを内蔵している。
防水加工も行われており、ハウジング無しで水深10メートルまで対応できるとしている(耐久時間は不明)。また、7か国語を理解できる音声認識機能が新たに実装された。
Sessionは10MPの静止画(RAW非対応)、動画はGoPro ProTuneモード対応の動画が撮れる。HERO5と同様の機能を持ち、違いは背面のLCDがないこと、GPSが非搭載であることのみ。HERO5とHERO Sessionの発売日は10月2日(米国)。GoPro HERO5は399ドル、Sessionは299ドル。
並行して、今春にテストサイトを持っていた、月額式クラウドサービスGoPro Plusが9月末から正式にスタートする。クラウドサーバーを月額4.99ドルで利用可能で、GoProカメラから自動で収録したビデオデータをクラウドにアップロードして保管できる。クラウドには専用のモバイルアプリとPCデスクトップアプリからアクセスできる。クラウドにあるビデオデータを直接クラウド上で編集することはできず、都度ローカルにダウンロードしてから行う。
GoProから待望のドローンKarmaの注目点としては、折り畳み式の羽をもったコンパクトなサイズに、取り外し可能なスタビライザーが挙げられる。
HERO5とスタビライザーをドローンから外して、Karmaグリップ(スティック)に取り付ければ、単独のスタビライザーカメラとして利用できる。Karmaは米国で10月23日より799ドルで発売される。HERO5 Blackとのバンドルで1099ドル。
Karmaのローンチイベントは、同プロモーションビデオのごとく、スキーリゾートのスクローバレーにて開催された。ニコラス・ウッドマンCEOは、会場でKarmaを「Karma is so much more than a drone」と謳った
(山下香欧)