株式会社朋栄は、1Uハーフサイズの12G/3Gコンバータ「MFC-2GB」を2017年2月に発売する。価格は未定。
MFC-2GBは、12G-SDIとQuad Link接続の3G-SDIを相互に変換が行え、SQD(Square Division)と2SI(2 Sample Interleave)のマッピング形式も相互変換可能なGearbox機能を2系統搭載したコンバータ。Quad Link接続によるケーブル増加を改善するとしている。映像同期方法はGenlockとLine Lockのいずれかを選択。入出力のマッピング形式が同じで、Line Lockを選択した場合は、非同期の入力素材を変換することが可能。マトリクス機能を内蔵しており、12G-SDIをQuad Link 3G-SDIに変換する場合、9系統の入力の中から2系統を選択できる。
その他にも、変換モードの設定やクロスポイントの切り替えはフロントメニューから設定が行え、RS-422を使用して外部から変換モードの設定やクロスポイントの切り替えが可能。さらに、エンベデッドされたANCデータの通過機能を搭載している。
Quad Link 3G-SDIで接続した4K映像ソースを12G-SDI化し、少ないケーブルでシステムに接続可能。最終段の手前までは12G-SDIで接続し、モニターへの接続など最後に必要な段階でQuad Link 3G-SDIに変換を行う。また、2SIとSQDが混在した4K映像ソースのマッピング方式を合わせることが可能となる。
なお、MFC-2GBは2016年11月16日から18日の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2016」の同社ブース(ホール6/No.6515)にて初公開される。