写真左上:「FUJINON UA18x5.5」、写真右下:「FUJINON UA14x4.5」
富士フイルム株式会社は、4K対応の放送用レンズ「UAシリーズ」の小型・軽量なポータブルズームレンズとして、「FUJINON UA18x5.5」(以下:UA18x5.5)と「FUJINON UA14x4.5」(以下:UA14x4.5)を2017年4月下旬に発売する。希望小売価格はオープン。
UA18x5.5/UA14x4.5ともに、同社独自の多層コーティング処理「HT-EBC(High Transmittance Electron Beam Coating)」を施し、高い透過率や色再現性を実現。最新の光学シミュレーション技術を活用し光学設計を新たに行い、画面周辺の解像力低下とあらゆる収差を抑えることで、ズーム全域で4K画質を実現。9枚絞り羽の採用により、円形に近い絞り形状となっている。
UA18x5.5は、広角5.5mmから望遠100mmまでの焦点距離を1本でカバーし、屋内外での番組制作や報道などの撮影シーンで高い運用性と機動力を発揮するとしている。最短撮影距離0.4mでの撮影も可能。質量約2.04kg(レンズフード含まず)、サイズは約φ95x全長240.5mm。
UA14x4.5は、質量約2.21kg(レンズフード含まず)、サイズ約φ95x全長238.5mmのワイドズームレンズ。最短0.3mまでの近接撮影が可能なため、屋内での限られたスペースでの使用も可能だという。また、光学技術を活かし、画面周辺部の歪曲収差を抑制している。
なお、UA18x5.5/UA14x4.5は、2017年4月22日から27日(米国時間)の期間中に米国ラスベガスで開催されるNAB2017の同社ブース(セントラルホール/C7225)にて展示予定。