株式会社エーディテクノは、アップ/ダウン/クロスコンバート機能を搭載したSDI/HDMIクロススプリッター「X_ODA」を2017年6月15日に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税別6万円前後。

X_ODAは、映像送出現場で多用される分配/HDMI-SDI変換/アップダウンコンバート機能を搭載したクロススプリッター。選択したSDIまたはHDMI入力信号をSDI6系統とHDMI1系統から分配出力することで、さまざまなシンク機器との接続に対応する。また、入力信号をフォーマット変換して出力するアップ/ダウン/クロスコンバート機能は、ディップスイッチにて「SD(NTSC/PAL)/720p/1080i/1080p」から出力フォーマットの選択が可能で、シンク機器の対応フォーマットに合わせて出力可能。なお、SDIフォーマットはSMPTE規格に準拠したSD/HD/3G-SDIのマルチレートに対応。

入力の選択は本体前面パネルのトグルスイッチ、またはUSB接続でのPC制御にて行え、SDI/HDMI入力が同一フォーマットであればSDI/HDMI間をシームレスにスイッチングする。テレビ局、CATV、ネット動画配信、映像編集などのあらゆる映像制作・放送現場の他、SDI利用の多いセキュリティシーンや医療・行政機関でも活用できるとしている。X_ODAの主な特長は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • 6系統のSDI出力と1系統のHDMI出力へ同時分配
    SDI入力1系統、HDMI入力1系統から入力を選択し、SDI出力6系統とHDMI出力1系統から同時分配します。複数の業務用シンクデバイスとの接続が可能です。
  • SDI-HDMI間をアップ/ダウン/クロスコンバート
    本体前面のディップスイッチにて出力フォーマットを選択しSDI/HDMIの入力信号をコンバート出力します。シンク機器の対応フォーマットに併せて出力できるので現場での表示できないといったトラブルを防ぎます。
  • シームレスなスイッチング※1
    SDI/HDMIの入力切替は画面がスムーズに切り替わるシームレス機能を搭載。切替方法は本体前面パネルのトグルスイッチと、X_ODAとPCをUSBで接続するリモート制御の2種類に対応します。
    ※1SDI/HDMIに入力されたフォーマットが同じ場合のみシームレスに切り替わります。
  • 【対応SDI規格】
    SMPTE296M:720p(60/59.94/50)
    SMPTE 274M,SMPTE 292M:1080i(60/59.94/50)
    SMPTE 424M:1080p(60/59.94)3G
    SMPTE 425M(レベルAのみ)