株式会社エーディテクノは、プルーラ社(PluraBroadcast Inc.:本社米国アリゾナ)と日本国内での販売代理店契約を締結し、プルーラ社製12G-SDIマルチフォーマットビデオプロセッサー「4KXpress」と、アップグレード用ライセンスApps(アプリ)を2017年12月下旬より発売する。希望小売価格はオープン。
プルーラ社は、業務用液晶ディスプレイをはじめ、マルチフォーマットプロセッサプラットフォーム、タイムコード関連製品、クロックシステムなどデジタル放送やビデオプロダクション関連製品を設計、製造、販売している。
4KXpressは、4K60対応HDMI 2.0a入出力端子各1系統を搭載し、プログラミング可能なXilinx FPGAを搭載したプラットフォーム。入出力可能な双方向対応12G-SDIポート5系統、HDMI2.0入力/出力ポートを各1系統、リモート管理用のイーサネットポートとモード切替用ディップスイッチを搭載している。標準モデルでは12G-SDI→クワッド3G-SDIと、クワッド3G-SDI→12G-SDIの双方向信号変換アプリを搭載。信号伝送方式、3G-SDI SMPTE 425M伝送時のレベルA&B、4K UHD伝送方式SQD(Square Division)&2SI(2 Sample Interleave)設定を本体ディップスイッチまたは、ネットワークを介して設定可能なほか、入力信号を自動認識する。
4KXpressでは、別途ライセンス提供されるオプションAppsをインストールすることで機能拡張が可能。12G-SDI/クワッド3G-SDI →HDMI 2.0またはHDMI2.0→12G-SDI/クワッド3G-SDIの信号変換、12G-SDI→12G-SDIx4または3G-SDI→3G-SDIx4の信号4分配、3G-SDI→12G-SDIx4または12G-SDI→3G-SDIx4のアップ/ダウンスケーリング対応信号4分配、3G-SDIx4→12G-SDI&HDMIまたは12G-SDIx4→12G-SDI&HDMIのマルチビューワー機能の合計8つのAppsの提供を予定している。
なお、4KXpressは2017年11月15日から17日の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2017」の同社ブース(ホール4/No.4512)にて日本初公開となる。