© She’s Gotta Have It.Photo Credit David Lee/Netflix.
Blackmagic Designの発表によると、2017年秋の新番組および継続番組、配信シリーズなど40本以上の番組の仕上げに、同社のデジタルシネマカメラ、Fusion Studioビジュアルエフェクト/合成/3D/モーショングラフィックソフトウェア、DaVinci Resolve Studio編集/カラーコレクション/デジタルオーディオソフトウェア、スイッチャー、ルーター、モニター、キャプチャー・再生デバイスが使用されているという。
また、ASC(全米撮影監督協会)のクリスチャン・シェベット氏、バイロン・シャー氏などの撮影監督が、URSA Mini ProやMicro Studio Camera 4Kを活用して撮影を行ったほか、Muse VFXなどのハリウッドに拠点を置くVFXスタジオでは、Fusion Studioを使用してプロジェクトVFX作業や合成を行っている。そのほかにも、DeluxeグループのEncore、Level 3、Company 3、EFilmは、140本以上のOTA、OTT、ケーブルシリーズ/番組を手がけており、そのうち約85%のカラーグレーディングにおいてDaVinci Resolve Studioを使用し、これらの番組の多くでコンフォームにもDaVinci Resolveが使用されている。
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さらに、LAに一部拠点を置くポストプロダクション会社Mango/The Loft Postは、複数の新番組や人気ネットワーク番組の続編で、オンライン編集およびカラーグレーディングにDaVinci Resolve Studioを使用している。Mangoの代表取締役/共同創設者であるスタン・カッシオ氏は次のようにコメントしている。
カッシオ氏:The Loft Postは、Mangoがワンストップでポストプロダクションのあらゆるニーズに対応するために欠かせない部門です。カラリストのジョー・クック氏とオンラインエディターのデイブ・マクラクラン氏は、リアルタイムで共同作業が可能なDaVinci Resolve Studioにより、プロジェクトを滞りなく納品できました。
同社製品を使用した作品は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
■Blackmagic Designカメラおよびハードウェアを使用している2017年秋季テレビ番組
- 撮影監督バイロン・シャー(Byron Shah)氏が「エクソシスト」の撮影にMicro Studio Camera 4Kをクラッシュカメラとして使用。Video Assist 4Kを収録に使用
- ASC(全米撮影監督協会)の撮影監督、クリスチャン・シェベット(Christian Sebaldt)氏が「Lucifer/ルシファー」のスタント、アクション、追加アングル撮影にURSA Mini Pro、Blackmagic Cinema Camera、Production Camera 4K、Video Assistを使用
- 撮影監督トニー・ミルーザ(Tony Mirza)氏、DITのブライアン・ショルツ(Brian Scholz)氏が「ワンス・アポン・ア・タイム」のセレクトショット(車用リグ、スタント)の撮影、およびクラッシュカメラにProduction Camera 4Kを使用
- 撮影監督レット・ベア(Rhet Bear)氏が「Speechless(原題)」のルーティングおよびビデオ配信にSmart Videohub 20×20を使用
- 撮影監督スティーブン・ジャクソン(Stephen Jackson)氏が「Travellers(原題)」で、狭い場所での撮影やクラッシュカメラにURSA Mini 4.6Kを使用
- 撮影監督ジェイソン・クローザーズ(Jayson Crothers)氏とロン・シュミット(Rohn Schmidt)氏が、それぞれのネット番組にMicro Cinema CameraおよびPocket Cinema Cameraを使用。クローザーズ氏はVideo Assistモニター/レコーダーも使用
オンセット・グレーディングおよびDIT
- DITゲイブ・コロドニー(Gabe Kolodny)氏が「Bull/ブル法廷を操る男」で、Smart Videohub 40×40ルーター、Videohub Smart Control、SmartScope Duo 4Kモニター、UltraStudio Expressを使用
- DITサム・マックコンヴィル(Sam McConville)氏が「Crazy Ex-Girlfriend(原題)」で、ATEM 1 M/E Production Studio 4Kスイッチャー、SmartView Duoモニター、DeckLink Miniレコーダーを使用
- DITカイル・クーベゴヴィッチ(Kyle Kurbegovich)氏が「サバイバー:宿命の大統領」で、DaVinci Resolve Studio、SmartView 4K、DeckLink Mini Monitor、Smart Videohub 12×12を使用
- DITジョナサン・イプ(Jonathan Yip)氏が「エクソシスト」でSmart Videohub 20×20、MultiView 4、SmartScope Duo、Mini Converter SDI Distributionを使用
- DITデイビッド・ザティン(David Satin)氏が「Kevin Can Wait(原題)」で、DaVinci Resolve Studio、Universal Videohub 72×72、UltraStudio Mini Monitor、多種類のDeckLinkカードを使用
- DITジョン・レイズ(John Reyes)氏が「Lucifer/ルシファー」で、Smart Videohub 12×12、SmartScope Duo 4K、SmartView Duo、UltraStudio Mini Monitor、UltraStudio Mini Recorderを使用
- DITキース・パトナム(Keith Putnam)氏が「Madam Secretary(原題)」のオリジナルメディアの確認、VFX合成のレビュー、高品質スチルのキャプチャー、Power Windowの作業に、Smart Videohub 20×20、Mini Converter、UltraStudio Mini Monitor、Media Express、DaVinci Resolve Studioを使用
- DITデイン・ブレム(Dane Brehm)氏が「Marvel’s Inhumans(原題)」の最初の2エピソードに、DaVinci Resolve Studio、Smart Videohub 20×20、UltraStudio Extreme 4Kを使用
- 撮影監督クレイグ・キーフ(Craig Kief)氏、DITアーロン・ビラー(Aaron Biller)氏が「Me,Myself&I(原題)」で、DaVinci Resolve Studio、Smart Videohub 16×16、HyperDeck Studio、DeckLink SDI 4Kを使用
■Fusion Studioを使ったVFX
- Flash Film Worksの合成スーパーバイザー、ジェレミー・ネルソン(Jeremy Nelson)氏とチームが「Jane the Virgin(原題)」で、Fusion Studioを使用
- Muse VFXの設立者/VFX監督のジョン・グロス(John Gross)氏、フレッド・ピエンコス(Fred Pienkos)氏とチームが「エレメンタリー ホームズ&ワトソンin NY」「フラーハウス」「Kevin(Probably) Saves the World(原題)」「Madam Secretary(原題)」「NCIS」「ティーン・ウルフ」の合成にFusion Studioを使用
■DaVinci Resolve Studioを使ったポストプロダクション
- ColorTimeのラッセル・リンチ(Russell Lynch)氏が「Life in Pieces(原題)」「Life in Pieces(原題)」「モダン・ファミリー」をグレーディング
- DigitalFilm Treeのラカン・デ・レオン(Lakan de Leon)氏が「American Housewife(原題)」をグレーディング
- DigitalFilm Treeのジェイコブ・ティルマン(Jacob Tillman)氏が「NCIS:LA~極秘潜入捜査班」をグレーディング
- DigitalFilm Treeのパトリック・ウッドアード(Patrick Woodard)氏が「American Housewife(原題)」「NCIS:LA~極秘潜入捜査班」をグレーディング
- Harbor Picture Companyのジョー・ゴーラー(Joe Gawler)氏が「She’s Gotta Have It(原題)」をグレーディング
- Light Iron LAのジェレミー・ソーヤー(Jeremy Sawyer)氏が「Better Things(原題)」をグレーディング
- Picture Shopのポール・アリア(Paul Allia)氏が「Damnation(原題)」をグレーディング
- Picture Shopのクリス・ボイヤー(Chris Boyer)氏が「ブラインドスポット タトゥーの女」「Graves(原題)」「Me,Myself&I(原題)」「ウォーキング・デッド」をグレーディング
- Picture Shopのジョージ・ディレイニー(George Delaney)氏が「NCIS」「NCIS:ニューオーリンズ」をグレーディング
- Picture Shopのジョージ・マノ(George Manno)氏が「Arrow/アロー」「Lethal Weapon(原題)」「ワンス・アポン・ア・タイム」「Young Sheldon(原題)」をグレーディング
- Point.360 Creative Servicesのエイデン・スタンフォード(Aidan Stanford)氏が「Fresh Off the Boat(原題)」「You’re the Worst(原題)」をグレーディング
- SIMのトッド・ボックナー(Todd Bochner)氏が「Jane the Virgin(原題)」「Madam Secretary(原題)」をグレーディング
- SIMのジョン・ペルシケッティ(John Persichetti)氏が「ダイナスティ」「スコーピオン」をグレーディング
- Technicolor PostWorksのサム・デイリー(Sam Daley)氏が「The Deuce(原題)」「The Sinner 記憶を埋める女」をグレーディング
- ワーナー・ブラザーズ Motion Picture Imagingのスコット・クライン(Scott Klein)氏が「Empire(原題)」「Halt and Catch Fire(原題)」をグレーディング