ティアック株式会社は、独SENNHEISER社とパートナーシップを締結し、AMBEO VR MICなどのアンビソニックス音声収録に対応した「DR-701D」の新ファームウェアV2.00を12月21日より提供開始した。V2.00は同社Webサイトから無償でダウンロード可能。
カメラ用リニアPCMレコーダー/ミキサーDR-701DがファームウェアV2.00により、SENNHEISER AMBEO VR MICをはじめとしたアンビソニックマイクの収録に対応。従来の機能に加え、A format/ B formatでの収録や、ステレオミックスでのB format信号のモニターが可能となった。V2.00の主な機能は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- アンビソニックマイク収録モードを追加
- ファントム電源供給が可能な4つのXLR入力端子を搭載
- A formatもしくはB formatでの収録が可能
- B formatの信号をリアルタイムでステレオ変換し、ヘッドホン出力とライン出力でのインプットモニター、ファイル再生に対応
- B formatはAmbix、FUMAの各ファイルフォーマットを選択可能
- 全入力のトリムを一括して操作可能なGANG動作モード
- アンビソニックスマイクの様々な設置に柔軟に対応可能なマイクポジション選択機能
- A formatもしくはB formatでの4ch分の収録に加え、同時にステレオミックスの収録が可能
※V2.00ではアンビソニックス収録モードがONの状態に限り、ミキサー機能、オートゲインコントロール、デュアル録音、プラグインパワー供給、チャンネル間のディレイ調整、各チャンネルの位相反転機能は無効となります。
ゼンハイザー株式会社AMBEO Immersive Audio Co-Director Véronique Larcher氏と、ティアック株式会社 代表取締役社長CEO 英裕治氏は次のようにコメントしている。
Véronique Larcher氏:我々ゼンハイザーは、ティアック株式会社がAMBEO VRパートナーシッププログラムに参画されることを心より歓迎いたします。また、世界各地のコンテンツクリエイターから高い評価を得ているTASCAM DR-701Dを、パートナーとして迎えられることを誇りに思います。そのDR-701Dの最新ファームウェアにより、AMBEO VRマイクでのA/B Formatのアンビソニックス録音に完全に対応いたしました。
英裕治氏:映像制作の現場においても、多くのユーザーの皆様にご支持頂いておりますDR-701Dが、この度新たにアンビソニックス音声の収録に対応致しました。長年、放送局や録音スタジオなど、プロの現場の収録を支えてきたTASCAMが、SENNHEISER AMBEOとのパートナーシップを通して、目覚ましい成長を続けるVRコンテンツ制作の現場に、より便利なソリューションを提供できますことを大変誇りに思います。